『あの世にトンズラ』ねえ、許せないですよね、それで世界が大きく毀損されているのですから。

でも、間違いがあるのがこの世、間違いを信じたのも人間だとすると『トンズラ』した人とさして変わらない人がほとんどなのかも。

それに、本人はトンズラ出来ても孫子を始め親戚一同は関係者であることをあまり言いたくないかもしれませんし、学校生活、友人関係、恋愛、就職、縁談に至るまで影響が及ぶ可能性もあるでしょう。或いはトンズラ爺ちゃんを肯定しようとして人格が歪み、人生がうまく行かないかもしれません。子孫が繁栄する姿ではなく、苦しみ衰退していく姿をあの世で見守ることになるのです。

そう考えるとこの世で間違いを詫びれたほうがまだ いいんです。死んでしまったら謝罪も悔い改めも出来ません。その結果『親の因果が子に報い』です。末代までの禍根を残すのです。咎を受けるどころの話ではないですよね。