昭和43号 のコメント

入院と自宅療養の問題では、重症や中等症の定義が重要になると思います。
以下、素人の自分が調べた範囲で理解できた(と思っている)ことを記述します。

専門家が新型コロナの症状を、軽症と重症に大きく2分するとき、
軽症=軽症~中等症Ⅰ
重症=中等症Ⅱ~重症

国立国際医療研究センターが管理調査するレジストリ研究の報告書
〔入院時の病状〕
軽症/中等症=軽症~中等症Ⅰ(主に中等症Ⅰ)
重 症   =中等症Ⅱ~重症(酸素飽和度が94%以下)
〔入院後の病状〕
 軽症(酸素不要)=軽症~中等症Ⅰ(主に中等症Ⅰ)
 中等症(酸素要)=中等症Ⅱ
 重 症(挿管等)=重症(東京都の定義と同じでICU入室を問わない)

以上のように、場合によって単語の意味が少しずつ異なります。
レジストリ研究の報告書などは、そもそも一般向けではないので分かりづらく不親切です。軽症といっても、軽い風邪程度のものは含まないらしく注意が必要です。

個人的な解釈では、中等症Ⅰまでは通院と自宅療養、中等症Ⅱからは入院とするのが基本かと思います。あとは通院レベルでも必要なら入院させるなど個別に判断すればいいと思います。

中等症Ⅱの患者を自宅療養にする場合は要注意だと思います。昨年の第1派の頃はこの段階からの死亡が、重症からの死亡の約1.5倍ありました。(レジストリ研究の中間報告)
昨年11月の大阪府でも軽・中等症からの死亡の方が多いとしています。(大阪府コロナ対策本部会議の資料)

中等症扱いからの死亡には、高齢の為あえて挿管等の処置はしない肺炎の重症者の他、肺炎よりも心臓病や脳卒中が致命的になっている可能性があると考えますが、この辺りになると素人の想像では限界です。詳しい方々にご教授頂ければ幸いです。

以上は個人的な解釈なので勘違いがあるかもしれません。
ご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

No.143 40ヶ月前

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