こんばんは、ライジング配信ありがとうございますvv

ゴーマニズム宣言・第428回「常識の逆襲にあった鬼畜系」について。

私は小山田圭吾氏のことは、今回の開会式騒動全く知りませんでした。
凄く気になっていたのが、いじめの件が雑誌に掲載された経緯でした。
その謎が、今回のゴー宣で解けました。
「鬼畜系」という、モラルも法も超えて、人間の醜悪な欲望をムキ出しにする試みが流行っていた頃なら、特に咎められることもなく雑誌に掲載されて書店で売られているのが普通で、今ならインタビュー内容を記事にする際に、編集者が「この内容を掲載するのはまずい」と察知して、はぶかれることが、当時からすれば異常なことだったのです。

鬼畜系が面白がられていたのは、それがあくまで「自分たちからは遠い世界の出来事」、フィクションだったからです。
神戸の連続児童殺傷事件が起きたことで、鬼畜系はフィクションではなくなってしまいました。いつ自分が、猟奇的殺人の被害者になり、無惨な死体になるかもしれない。そんな恐怖を一度味わえば、二度と面白がることはできないでしょう。

商売のための「皇室バッシング」も、常識に照らし合わせれば異常な類にあたります。
小山田氏の件は、「皇室バッシング」に関わった人たちが、いずれ常識の逆襲に遭うという希望を抱かせてくれました。