配信お疲れ様です。五輪フィーバーに湧く世の中を見て、これが人間だよな、と思う一方、
無観客に虚しさを覚える今日この頃です。

さて、小山田氏の件を論じるにあたり、かれの謝罪文を読んでみました。ずいぶんと優等生的な文章でしたね。しかし、袋小路に追いつめられてからする謝罪の言に、信頼性は宿らないでしょう。また、過ちを正せる機会を自分の都合だけで出したり引っ込めたりする人物は、その保身を疑われても仕方がありません。悔い改める機会をみずから「台」無しにしてきた人間に用意されたのは、舞「台」から引きずり降ろされるという結末だった。そのように思います。

常識の逆襲、それは正に今の世の中に求められるものです。真夏でもマスクをして歩くべしというとんでもない非常識がまかり通っておりますが、後世の人間がこれをどう評するかと考えると、暗澹たる気持ちになります。コロナ禍において、非常識を常識としようとした連中も、やはり時代に復讐されるでしょう。それが近い未来か遠い将来かは分かりませんが。