このところ、死者数が数人という日が続いていますね。人口１億人超の国で、昨日２５日の死者など、わずかに４人です。いくらマスコミが感染者数の増加を誇張ぎみに報道しようと、この死者数の少なさは隠しようがありません。

　その一方で、今日も朝から、各国の選手たちが躍動しています。観客こそいませんが、テレビ画面に映るのは、ノーマスクで、汗をとばして、雄叫びをあげる、生命力あふれる選手たちの顔、顔、顔。私たち日本人が、この一年間、目にしなくなってしまっていたもの。

　この状況が、あと１０日も続くと、コロナを恐れて引きこもっている――テレビばっかり見ている――じいちゃんばあちゃんの気持だって、いやおうなしに変わってくるはずです。

「もうコロナって、そんなに怖いもんでも、ないんじゃなかろうか」と思い始めた人が、今この瞬間も、確実に増えて続けているにちがいありません。

　そして、このような空気の変化の中で、小林先生や井上先生らの主張に耳を傾け始める人々も、必ずや増えていくことでしょう。

　オリンピックの威力は、思ったよりもすごそうです。本当に中止にならなくてよかった。