よしりん十番勝負、お疲れ様でした。途中、私用で席を外したりもしたのですが、いろいろ考えさせられました。

　世紀が変わるだけで、人間の思想が変貌する、とは私にはあまり感じられないのですが、恐らく「戦争を知らない子供たち」にとっては、かりに戦争があったとしても、遠い国の出来事に過ぎず、命は大事、という価値観の方が普遍的で、恒久のものに感じられるのでしょう。しかし、その命が誰かの犠牲によって成り立っているのだとしたら、思想が変わったのではなく、真実を見る目がくもったのではないか、あるいは見たいものだけしか見ていないのではないか、と思います。
　確かに戦国時代と現代とでは、生命倫理に差はあるのかも知れないけれども、それは急速に訪れるものなのでしょうか？私たちはこのコロナ騒動で、そんなにも何かを変えたいと思っているのでしょうか。だとしたら、それこそピント外れのような気もします。明日を変えるとは、そういう意味なのでしょうか。温故知新で、伝統から新規なものは登場するべきではないのでしょうか。

　何となく感じたことを纏めてみましたが、もう一度視聴し直す必要はあり、と感じました。しかし、どうしてTVでこういう議論ができないのでしょうか？生命尊重主義を唱えながら、死を選ばざるを得ない立場を無視する自称リベラルは偽善です。「86エイティーシックス」という作品があるのですが、それを見て欲しいな、とも。

　いづれにしても、こんな茶番は一刻もはやく風穴をあけて、崩潰させて欲しいです。何も言えない状況なのは事実だけれども、それでも何かをしなければならないです。