河野太郎さんへ以下のメールを送りました。
　
　初めてお便りします。
「長いものに巻かれる」ことを嫌うかのように、これまでの自民党総裁選出馬や脱原発等でのあなたの活動を高く評価しておりました。また、喫緊の最重要課題である皇位の安定的継承について、ノイジーな一部の保守層に媚びることなく発言するその政治姿勢に共感しております。これらの活動が国民にも評価され、国務大臣を務められる迄になられましたが、この度のあなたのブログにおける6.24「ワクチンデマについて」の発信は、その内容を評価することは全くできません。そもそも日本における新型コロナウイルス感染症はパンデミックなのでしょうか？

季節性インフルエンザ感染症であれば、実際に発熱や関節痛を発症した感染者が毎年1,000万人で、その中には重篤な後遺症を抱える子供も含まれ、関連死を含めると1万人でした。重篤な状態で亡くなる子供もおり、主に基礎疾患のある高齢者を中心に亡くなられる方が一定数発生する5類感染症ですね。肺炎球菌による肺炎を発症し亡くなる方も、実は年間数万人に及ぶのが実情です。

一方で新型コロナウイルス感染症は、無症候感染者なる言葉の上に、増幅サイクルを無意味な40回以上とし、たただの曝露している人を感染者とし、また陽性者であって入院中や療養中に亡くなった方について、厳密な死因を問わず「死亡者」としています。これでは国内におけるパンデミックとされるその被害の実態を、全く把握できない現状を作っていると言えます。

このように他の細菌性感染症やウイルス性感染症と比較して、治験が終了していないワクチンを大多数の国民が接種する必要があるのでしょうか。治験を終えていないワクチンを接種するように誤って誘導していませんか。

あなたのブログに、デマを流す目的として書かれている「過去に誤ったことを発言したために抜け出せなくなっている」とありますが、当初は恐れた新型コロナウイルスで指定感染症2類一部1類相当とした初動から、感染症法上のカテゴライズを見直すタイミングが幾度もあったにもかかわらず、とうに新型コロナウイルスの実態が明らかであるはずなところ、緊急事態宣言を何度も発出し、経済的に膨大な被害を国民に被らせた結果、過去に誤った対策をしたために抜け出せなくなっているのが日本のパンデミックではありませんか。

私が考える新型コロナウイルス感染症は、パンデミックではなくインフォでミックです。
誤った情報が大量に溢れた結果、それを恐れた国民の感情に迎合する形で政治家も政策を決定されています。あなたがワクチンについて肯定的に発信するのであれば、その発信内容について一つ一つさえらに情報ソースを明らかにして説明する必要がありますね。そうでなかればあなたの発信がデマである可能性が拭えず、そのデマがもたらす影響は計り知れません。政治家であり、自身の発信力の大きさを自覚されるのであれば、この後も今回の発信について明確な説明を行い補足していく必要があると考えます。