河野太郎大臣に向けた、生放送を視聴しました。
何時もとはトーンの違う、鬼気迫るものが伝わりました。

後は大臣に伝わるかどうかですが、ツイッターを見ると、河野氏は東京都議会選挙の応援でお忙しい様です。
また、面識があるとは言え、通常は、一漫画家の畑違いの動画を見るとは思えません。ただ、コメント欄で河野氏へメールを出した方から、ご本人が目を通している旨の返信が有ったとの報告なので期待したいです。

ところで、河野大臣は「ワクチンに関するデマへの見解」について、なぜ個人サイト・ブログで発信されたのでしょうか。
そもそも「ワクチン接種推進担当大臣」の所管が良く判りませんが、デマ対応も担当しているのなら、個人サイトで応じると言うのはかなり軽量な対応です。

河野氏のブログには、「こびナビ」の監修を受けていると明記が有ります。「こびナビ」のサイトを見ると、一般社団法人が運営し、メンバーの医師は所属組織を離れた個人として、 非営利・無償で専ら自らの信念に基づき活動しているそうです。つまりあくまで一人の医師の見解と言う事ですね。

河野大臣がデマへの見解を出すなら、本来厚生労働省なりなんなりの監修を受けるべきです。しかし、マスコミは河野氏の発信だと報道しており、一般の人はこれを「国の見解」だと受け取っているのではないでしょうか？

なお、「こびナビ」は免責事項で、「当サイトに掲載する情報は記事公表時点の正しいものを提供するよう努めております。ただし、提供している情報、リンク先 などにより、いかなる損失や損害などの被害が発生しても当サイトでは責任を負いかねますので、ご了承ください。」と記載しており、今回の河野氏ブログの監修も、同様に何も担保されていないと思います。

結局、「ワクチンに関するデマへの見解」に関しては、河野氏を監修する個人の医師の考えと、よしりん先生にアドバイスしている井上正康氏の考えが対立しているだけでは無いでしょうか？

大臣は、個人ブログででは無く、「公的見解」を出すべきだと思います。あるいは、あれは「私的見解」だと言う事なら、予めそう断るべきでは無いでしょうか？
事は、国民の健康と生命に関わる事なのですから。