今回の“ゴーセン道場”、非常に楽しく視聴させていただきました。ゲストで登壇された井上正康先生のお話は非常に勉強になりました。自分は、医学系の研究者をやっておりますが、確かに先生言われるように、“オドレら正気か?”で和田先生が言及された、「専門分野でもバカ」ではない方はそれなりにいるのですが、視野が狭くなる傾向があるのは間違いないと思います(井上先生とは異なる言い方をしますと、専門領域の知識が増えて細分化されすぎたために、そうしないとやっていけないという宿命があるような気が致します)。一方、今回のご講演を通じて、正直我々の業界にもこのような「総合知」を持った先生がいらっしゃることがわかり、非常に励みとなりました(私個人の最大の収穫は、ここにあったと思います)。 また、今回の第二部の質疑応答の部も、全体として良い質問が多かったかと思います。このパートで学ぶことは多く、それは下記のようなことでございました。 ・RNAワクチンの材料であるmRNAがヒト細胞の因子で逆転写され、RNAウイルスと同様のふるまいをする可能性(宿主ゲノムに挿入されること)があるのかどうか? →これに対しては、現時点でのワクチンの危険性は下記の3つ 1.安定化されたmRNAより産生されるスパイクタンパク質が細胞に提示され、抗原となるよりも、むしろ血管壁(内皮細胞)に豊富に存在する受容体であるACE2に結合し、血栓症を誘発する毒性を持つことがわかった。その結果、脳出血・心筋梗塞などの激しい副反応を誘発する。 2.(おそらく内因性のLINE1などの逆転写を担う因子が活性化されるのが条件だとは思うが)、少なくとも細胞レベルではmRNAが逆転写され、宿主DNAに挿入されるということはありうる。 3.mRNAワクチンによりADE(抗体依存性感染増強)が起き、本来、ウイルスから防御するはずの抗体が、免疫細胞(ここではマクロファージ)へのウイルスの感染を促進してしまう。その結果、免疫細胞が暴走することによりサイトカインストームを誘発し、強い炎症反応が全身で起こる。 そして、現在1番急性期的に問題となってくるのは、1の血栓形成にあるということを、先生は言及されていたという理解でございます。 ・ウイルス干渉は、インフルエンザ以外のウイルスでも起こる可能性はあるのか? →ウイルス干渉(現象)については、まったくその通りで、相手がインフルエンザウイルス以外でも起こりえます、という回答でございました(私見では、これは興味深い回答でした。だとするのならば、ウイルス干渉現象は、必ずしも同じ受容体を奪いあう競合反応(コンペティション)を想定しなくても良く、一方のウイルスが受容体を占有してしまうと、何等かのメカニズムで別のウイルスの受容体の提示(あるいは侵入メカニズム)が抑制されることになり、その結果、干渉現象が起こるのではないか?と、私見では思いました。しかし、私はこれらについては門外漢で、実際にはどのような知見があるのかをよく理解していないので、あくまでも今回のお話を聞いたことからの考察であります)。 ともあれ、全体としては建設的であり、「公論の形成」につながることを期待致します。 *先に、>5のKAZU様のコメントに対して、>26のようなコメントを投げかけてしまいましたが、後で読み返しますと答えにくい書き方をしてしまいましたので、私の質問はスルーしていただければ、幸いです(失礼しました(m_ _m))。そして、議論しようと私が思っていましたことは、上に書きましたように、本日のゴーセン道場で、ある程度クリアーになった次第でございます。
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今回の“ゴーセン道場”、非常に楽しく視聴させていただきました。ゲストで登壇された井上正康先生のお話は非常に勉強になりました。自分は、医学系の研究者をやっておりますが、確かに先生言われるように、“オドレら正気か?”で和田先生が言及された、「専門分野でもバカ」ではない方はそれなりにいるのですが、視野が狭くなる傾向があるのは間違いないと思います(井上先生とは異なる言い方をしますと、専門領域の知識が増えて細分化されすぎたために、そうしないとやっていけないという宿命があるような気が致します)。一方、今回のご講演を通じて、正直我々の業界にもこのような「総合知」を持った先生がいらっしゃることがわかり、非常に励みとなりました(私個人の最大の収穫は、ここにあったと思います)。
また、今回の第二部の質疑応答の部も、全体として良い質問が多かったかと思います。このパートで学ぶことは多く、それは下記のようなことでございました。
・RNAワクチンの材料であるmRNAがヒト細胞の因子で逆転写され、RNAウイルスと同様のふるまいをする可能性(宿主ゲノムに挿入されること)があるのかどうか?
→これに対しては、現時点でのワクチンの危険性は下記の3つ
1.安定化されたmRNAより産生されるスパイクタンパク質が細胞に提示され、抗原となるよりも、むしろ血管壁(内皮細胞)に豊富に存在する受容体であるACE2に結合し、血栓症を誘発する毒性を持つことがわかった。その結果、脳出血・心筋梗塞などの激しい副反応を誘発する。
2.(おそらく内因性のLINE1などの逆転写を担う因子が活性化されるのが条件だとは思うが)、少なくとも細胞レベルではmRNAが逆転写され、宿主DNAに挿入されるということはありうる。
3.mRNAワクチンによりADE(抗体依存性感染増強)が起き、本来、ウイルスから防御するはずの抗体が、免疫細胞(ここではマクロファージ)へのウイルスの感染を促進してしまう。その結果、免疫細胞が暴走することによりサイトカインストームを誘発し、強い炎症反応が全身で起こる。
そして、現在1番急性期的に問題となってくるのは、1の血栓形成にあるということを、先生は言及されていたという理解でございます。
・ウイルス干渉は、インフルエンザ以外のウイルスでも起こる可能性はあるのか?
→ウイルス干渉(現象)については、まったくその通りで、相手がインフルエンザウイルス以外でも起こりえます、という回答でございました(私見では、これは興味深い回答でした。だとするのならば、ウイルス干渉現象は、必ずしも同じ受容体を奪いあう競合反応(コンペティション)を想定しなくても良く、一方のウイルスが受容体を占有してしまうと、何等かのメカニズムで別のウイルスの受容体の提示(あるいは侵入メカニズム)が抑制されることになり、その結果、干渉現象が起こるのではないか?と、私見では思いました。しかし、私はこれらについては門外漢で、実際にはどのような知見があるのかをよく理解していないので、あくまでも今回のお話を聞いたことからの考察であります)。
ともあれ、全体としては建設的であり、「公論の形成」につながることを期待致します。
*先に、>5のKAZU様のコメントに対して、>26のようなコメントを投げかけてしまいましたが、後で読み返しますと答えにくい書き方をしてしまいましたので、私の質問はスルーしていただければ、幸いです(失礼しました(m_ _m))。そして、議論しようと私が思っていましたことは、上に書きましたように、本日のゴーセン道場で、ある程度クリアーになった次第でございます。