mister_ のコメント

 私は田舎役人のひとりです。勤務先の庁舎には「コロナ差別をなくそう」というポスターが掲示され、医療従事者への偏見を無くそうという内容のことが書かれています。それはもっともですが、いらんPCR検査であぶり出された“陽性者”への差別については一切触れられていません。「風邪を引いたら犯罪者」というような、情けなくて涙が出そうな風潮は野放し状態です。
 私も私の家族もコロナワクチンの接種などまっぴらごめんですが、私の雇い主たる首長も、やっぱり他所の大部分の首長と同じで、高齢者への接種が済んだらこんどは職員への接種を進めようとするのではないかと思われ、ものすごく心配しています。果たして拒否できるのかどうか・・・。こういうときは自営業者がうらやましいです、勝手なもんですけども。

 「コロナ自粛の大罪」という医療ジャーナリスト鳥集徹氏による本を読んで知ったのですが、令和2年12月2日に改正された予防接種法には、次のような付帯決議があります。衆議院のHPに掲載されています。
 第203回国会閣法第1号 附帯決議
 予防接種法及び検疫法の一部を改正する法律案に対する附帯決議
(抜粋)
一 新型コロナウイルスワクチンの接種の判断が適切になされるよう、ワクチンの安全性及び有効性、接種した場合のリスクとベネフィットその他の接種の判断に必要な情報を迅速かつ的確に公表するとともに、接種するかしないかは国民自らの意思に委ねられるものであることを周知すること。
二 新型コロナウイルスワクチンを接種していない者に対して、差別、いじめ、職場や学校等における不利益取扱い等は決して許されるものではないことを広報等により周知徹底するなど必要な対応を行うこと。
・・・・・・・・・
 もし私の雇い主(首長)が我々職員にコロナワクチン接種を迫ってきたら、まずは上記の国会付帯決議をタテにして抵抗しようと思っているのですが、「ワクチン接種が住民のためになるのだから、役人は率先して云々」とかいう圧力が掛かってくるのは目に見えているので、どうしたものかと、もう今から途方に暮れています。
 ワクチンパスポートなんてその決議に違反するものです。とってつけたような理屈を述べるのはわかっていますが、必ず差別を助長するものになるのは明らかです。国会の決議を平気でないがしろにする国会議員って何なのか。立憲主義ってそんなもんなのか? 議決に違反することを平気で言い出す議員がいるから、田舎首長なども平気で法を踏みにじって蛮力をふるうようになるんだと思う。

No.139 43ヶ月前

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