the_k のコメント



このコロナ禍を機に、ちょいと保守とはなんぞや、という点を考えてみました。

保守思想って、今は左右対立軸上などの「方向性」(右側だとか左側だとか)として解釈されてると思いますが、実は保守思想って、「方向性」の中には無いんじゃないでしょうか?
保守思想が「方向性」の中にあるとすると、その方向性を突き詰める思想こそが真の保守思想ということになり、極論でも保守思想となってしまうと思うんですよね。
民族主義で言えば排外主義にまで行きついたりね。
でも極論が保守思想っておかしくないですか?

そう考えると、保守思想ってのは方向性ではなく、ある一点を中心とした一定範囲の中にこそある、つまり保守の真髄はバランスにあるんじゃないでしょうか?
その一点というのが一言で言えば「常識」、すなわち長い年月で積み重ねてきた文化風習やものの考え方、先人の知恵ではないかと。

昔は新自由主義者を保守派だと呼んでた人も多かったと思いますが、アレなんかは典型で、単にマルクス主義の反対側の方向性を持っていたからそうカテゴライズされていたんですよね。
しかし上の考え方で言えば、マルクスも新自由主義も中心点から大きく外れた革新派で、新自由主義は「革新的アンチマルクス主義」とでも言うべきでしょう。

さて、翻ってコロナ禍での保守思想についてですが、上記の中心点(常識)は、「平常心」の基にこそあると思うんですよね。
なのでああいうパニック時には、まず「うろたえるな!」と言える人こそが保守なんじゃないですかね。

とまあ、この辺りを考えると、小林先生が保守派となったのはある意味必然かも知れないなと思います。
ギャグ漫画を描かれる際、先生は常識を中心点としてそこからどれだけ逸脱したキャラを作れるか、という手法を使っておられました。
これ、保守思想の裏返しだと思うんですよね。
ってことは先生は20年間もの間、知らず知らずのうちに保守思想の思考訓練を積んでこられたんじゃないかな、と。

No.170 4ヶ月前

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