＜基礎疾患のない人が死亡するケースも増えている。従来は、高血圧や糖尿病、心臓病などの人が重症化しやすいとされてきた。第３波の死者のうち基礎疾患のない人・不明の人の割合は３２・５％だったが、第４波では３９・６％に増えている。＞

「不明の人」そう、これですね。テレビでは言いません。新聞はこの点は良心的です。
そもそも急患で担ぎ込まれた人の健康診断を悠長にやっている暇があるのでしょうか。また、簡単な問診や血液検査だけでは分からない瑕疵だってあるでしょう。中高年なら持病の一つもあるさと考えるのが常識ではないでしょうか。

＜第３波では感染者３万６０６５人のうち死者は９３５人で、死亡率は２・６％だったが、第４波では感染者２万９３６１人のうち死者は２１２人で、死亡率は０・７％にとどまる。多くの専門家は重症化を防ぐ治療法の蓄積が進んでいるためとみる。しかし、死亡率は４月１３日の０・４％、１９日の０・５％から徐々に上昇している。＞

おいおい、忌憚なく言えば、これは「変異株を含めた第4波の死亡率は第3波より低い可能性もある」じゃないですか！大変なことですよこれは。もっとも、第４波を含め「波」の定義が人によって曖昧ですので、いくらでも恣意的な解釈が出来る気がします。マスコミも専門家も、情報に色を付けずにちゃんと数字を挙げて説明して欲しい。考えるのはこちらなのですから。

最後に、4/29の大阪府の死者44人は１日ではなくて4/19～4/28間の新規把握の人数でした。ホント、この手のミスリードが多すぎる。