読売新聞が興味深い記事を提供していますね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed31c0e05c69e2d686c5e142f1cd2f41ad060dc4
「大阪の第４波死者、目立つ５０代以下…第３波の４倍に」

さて「じゃあ母数は？」という思考の習慣がついているので分析しましょう。まず、記事中の「第4波」の定義ですが、3/1を起点とし4/26現在とされています。この間の大阪府の総死者数を東洋経済のサイトで計算しますと1376－1119で257人です。

＜これまでの府の分析では、第４波では、５０歳代以下の増加が目立つ。
　第３波（昨年１０月１０日～今年２月末）の死者に占める割合は１・９％だったのに対し、第４波（４月26日時点）の死者に占める割合は８％で、第３波の約４倍だ。＞

あえて第４波に当てはめて計算します。257×0.019＝4.883　257×0.08＝20.56　約5人と約21人ですね。差は約16人です。なぜ具体的な数字を挙げないのでしょう。倍！としておけば、数字のインパクトだけが独り歩きして本質を見誤りますよね。まあそれがこの記事の目的なのでしょうけれど。極端に少ない病床数がひっ迫するから自粛しろというロジックと同じですね。ちなみに第3波で仮定して比べると1117-223＝894　894×0.019＝16.986　894×0.08＝71.52　差は約55人です。国中挙げて大騒ぎする話ですか、これは。