信頼は、約束や期待が守られれば強くなり、破られれば弱くなる。およそ難しいのは、この約束も期待も法律と違い、明文化されていないことがほとんどです。故に、行き違いが生じやすい。そして何より、お互いの力関係でいくらでも恣意的になる。男性優位の世の中では女性に対し、たやすくそれが破られるので、その力関係を拮抗させていく必要がある。私ならここから男女公平の必要性を説きます。これは男女のみならず、経営者と労働者など、非対称、不均衡な関係全般に言えることです。まっとうな約束や期待が守られるような仕組みを構築する。それを具体的に積み上げることに意味があるのであって、単なる言葉狩りでそれが為せるとは思えません。