生放送を拝見しました。物事も人間も不思議なもので、どの側面に光を当てるかで全く違って見えるようです。偏屈老人はスポーツ振興の英雄かもしれず、安全安心のステイホームは家庭という牢獄への監禁かもしれない。マスコミの害悪は、その都度、自分たちに都合のいい側面を切り取って「面白可笑しく」見世物にするところです。その手法がいっときの娯楽になること自体は否定しませんが、俗悪はしょせん俗悪と「弁えねば」ならないでしょう。 情報化社会の今日では、自分の専門外のニュースがどんどん耳に入ってきて、それにどう向き合うかを常に迫られます。そうなると、良く分からんけどみんなが言っているからこうだろう、となりがちです。これが罠ですね。同調した人間が群体化していく。こうして輪切り型の思考に馴らされていくと、その人は立派な「大衆」になるのでしょう。この大衆化に抗するには知識も必要でしょうが、最後に試されるのは「勇気」かもしれませんね。人間、知っていることばかりで生きられるわけではないですから。
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:19522841)
生放送を拝見しました。物事も人間も不思議なもので、どの側面に光を当てるかで全く違って見えるようです。偏屈老人はスポーツ振興の英雄かもしれず、安全安心のステイホームは家庭という牢獄への監禁かもしれない。マスコミの害悪は、その都度、自分たちに都合のいい側面を切り取って「面白可笑しく」見世物にするところです。その手法がいっときの娯楽になること自体は否定しませんが、俗悪はしょせん俗悪と「弁えねば」ならないでしょう。
情報化社会の今日では、自分の専門外のニュースがどんどん耳に入ってきて、それにどう向き合うかを常に迫られます。そうなると、良く分からんけどみんなが言っているからこうだろう、となりがちです。これが罠ですね。同調した人間が群体化していく。こうして輪切り型の思考に馴らされていくと、その人は立派な「大衆」になるのでしょう。この大衆化に抗するには知識も必要でしょうが、最後に試されるのは「勇気」かもしれませんね。人間、知っていることばかりで生きられるわけではないですから。