泉美木蘭のトンデモ見聞録・第201回「世界が無視するスウェーデン最新情報」 スウェーデン情報は木蘭さんの記事でないとお目にかかることがないので参考になります。かつてスウェーデンは強国で、グスタフ・アドルフとか、クリスティーナ女王とか、カール16世とか、戦争や内政にたけた国王を輩出してもいるのに、なぜここまで国際的に無視されるのだろうか? 少し愚痴を記しますが、こういう話をすると、「学校の勉強だけがすべてではない」というふうに自分は言われがちです。昔から、ずっとそういうふうに言われ続けてきました。どうも、それこそ先の話ではないけれども、規則遵守で、自分が教科書の内容を丸暗記しているみたいに思い込まれてしまうらしいのです。 自分が勉強になった、と思っているのは学研や小学館の学年雑誌や附録、ひみつシリーズといった漫画本などで、歴史などについても、きっかけは漫画でした。つまり面白くないと興味を持って「全集中」しないわけで、教材にしても「そんなおもちゃは二三回遊んでふつうの人は捨てるものなんだ」と言われてきました。机に坐っていてもぼーとしているだけで、「その分もっと勉強していれば、もっと成績があがるのに」とも。 しかし、振り返ってみると、そういう無駄な、無意味と思えるものがどれだけ大切だったか、というふうに感じます。ぼーとしていると言ってもただぼんやりしているだけではなく、いろいろ想像していることもあったりするのです。思い込みに近いものもかかなりありましたが、そこからいろんなことが発展して、今の自分がいるのだ、そういうふうに感じます。アニメーションとか洋楽にしても、面白かったから興味を持ったわけで、多分、自分の場合はすべて「歴史」というふうに見ているのだろうと思います。 何だか木蘭さんの感想から離れてしまいましたが、こういうグラフが常識になり、世界中にひろまれば、世の中にとって役立つし、もっと暮らしやすいものになるだろうと思います。何だかそうならないのは、裸の王様と同じで、一度思い込んでしまった偏見や先入観が破壊されると、自分の信じてきた世界をすべて否定されてしまうようで、恐ろしいのでしょう。 自分がいうのも何ですが、まずは目に見えるもの、見えないものすべてを含めて受け入れ、そして思考を高めること、ミスしたらまた元に、原則にもどればいい、そして、自分のしてきたことが原則的にあやまっていないのなら、それでよしとし、新しい知識を受け入れることを恐れてはならない、自分の歩んできた道に違和感があるのなら、またもどって最初から歩き直せばいい、それでいいのではないか、そんなふうに思います。そうできているのか、あまり自信はないですが。 データについての細かい考察もできればいいのですが、ちょっとそういうのは苦手なので、これで勘弁して下さい。要はロックダウンしようが、緊急事態宣言を出そうが、マスクをしようが、ふつうに暮らそうが変わりはないのなら、ふつうが一番、ということなのでしょう。地域や国によっても事情が異なるし、杓子定規に全世界統一のきまりを作ったら、それこそ法の精神から外れてしまうことだろうと思います。 Q&Aの自分の質問についても少し。毎回下らないものばかりですみません。そして有り難うございます。ミヤネ屋の話は、文字起こしをしたので、どうしてもする必要があると思いました。先日見たニュースで、ミャンマーでもマスクをしてデモをしているのだから、既にマスクは世界スタンダードになってしまっているのでしょう。愚かな話ですが、奇矯なふるまいをしているとしか見られないのだと理解しました(それでも、スーパーへ行くときなどは敢えて外しています)。 アホと女の国、言い得て妙です。確かに漢文化を多く受け入れてきた我が国の歴史ですが、漢字も日本語の一部として消化し、中国の言語とは別のものとして作り替えてきた先人の智慧があるから、現代の日本語が成り立っているのだろうと思いました。外来語についても、同じ事が言えるのかな? 「AV女優」の質問についても、コメントしますが、(こう記すと語弊があるのかな?)自分ははだかになるのがAV女優で、グラビアに出るのがセクシー女優というふうに使い分けをしていました。こういう言葉の言い換えは、臭い物に蓋をしているようで、かえって差別になっているように思えます。 漫画で、AV撮影を舞台にした作品があるのですが(こうのゆきよという人の「25時の天使」という作)、主人公の女性の監督が、撮影中に逃げ出してしまった女優を宥める場面があって、AV女優は視聴する人個人の天使になれる、重要な仕事なんだ、と言うのですが、この種の「言い換え」はそういう言葉をも否定するような感じがします。 かなり長くなりましたが、ここでひとまずおしまいにします。
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泉美木蘭のトンデモ見聞録・第201回「世界が無視するスウェーデン最新情報」
スウェーデン情報は木蘭さんの記事でないとお目にかかることがないので参考になります。かつてスウェーデンは強国で、グスタフ・アドルフとか、クリスティーナ女王とか、カール16世とか、戦争や内政にたけた国王を輩出してもいるのに、なぜここまで国際的に無視されるのだろうか?
少し愚痴を記しますが、こういう話をすると、「学校の勉強だけがすべてではない」というふうに自分は言われがちです。昔から、ずっとそういうふうに言われ続けてきました。どうも、それこそ先の話ではないけれども、規則遵守で、自分が教科書の内容を丸暗記しているみたいに思い込まれてしまうらしいのです。
自分が勉強になった、と思っているのは学研や小学館の学年雑誌や附録、ひみつシリーズといった漫画本などで、歴史などについても、きっかけは漫画でした。つまり面白くないと興味を持って「全集中」しないわけで、教材にしても「そんなおもちゃは二三回遊んでふつうの人は捨てるものなんだ」と言われてきました。机に坐っていてもぼーとしているだけで、「その分もっと勉強していれば、もっと成績があがるのに」とも。
しかし、振り返ってみると、そういう無駄な、無意味と思えるものがどれだけ大切だったか、というふうに感じます。ぼーとしていると言ってもただぼんやりしているだけではなく、いろいろ想像していることもあったりするのです。思い込みに近いものもかかなりありましたが、そこからいろんなことが発展して、今の自分がいるのだ、そういうふうに感じます。アニメーションとか洋楽にしても、面白かったから興味を持ったわけで、多分、自分の場合はすべて「歴史」というふうに見ているのだろうと思います。
何だか木蘭さんの感想から離れてしまいましたが、こういうグラフが常識になり、世界中にひろまれば、世の中にとって役立つし、もっと暮らしやすいものになるだろうと思います。何だかそうならないのは、裸の王様と同じで、一度思い込んでしまった偏見や先入観が破壊されると、自分の信じてきた世界をすべて否定されてしまうようで、恐ろしいのでしょう。
自分がいうのも何ですが、まずは目に見えるもの、見えないものすべてを含めて受け入れ、そして思考を高めること、ミスしたらまた元に、原則にもどればいい、そして、自分のしてきたことが原則的にあやまっていないのなら、それでよしとし、新しい知識を受け入れることを恐れてはならない、自分の歩んできた道に違和感があるのなら、またもどって最初から歩き直せばいい、それでいいのではないか、そんなふうに思います。そうできているのか、あまり自信はないですが。
データについての細かい考察もできればいいのですが、ちょっとそういうのは苦手なので、これで勘弁して下さい。要はロックダウンしようが、緊急事態宣言を出そうが、マスクをしようが、ふつうに暮らそうが変わりはないのなら、ふつうが一番、ということなのでしょう。地域や国によっても事情が異なるし、杓子定規に全世界統一のきまりを作ったら、それこそ法の精神から外れてしまうことだろうと思います。
Q&Aの自分の質問についても少し。毎回下らないものばかりですみません。そして有り難うございます。ミヤネ屋の話は、文字起こしをしたので、どうしてもする必要があると思いました。先日見たニュースで、ミャンマーでもマスクをしてデモをしているのだから、既にマスクは世界スタンダードになってしまっているのでしょう。愚かな話ですが、奇矯なふるまいをしているとしか見られないのだと理解しました(それでも、スーパーへ行くときなどは敢えて外しています)。
アホと女の国、言い得て妙です。確かに漢文化を多く受け入れてきた我が国の歴史ですが、漢字も日本語の一部として消化し、中国の言語とは別のものとして作り替えてきた先人の智慧があるから、現代の日本語が成り立っているのだろうと思いました。外来語についても、同じ事が言えるのかな?
「AV女優」の質問についても、コメントしますが、(こう記すと語弊があるのかな?)自分ははだかになるのがAV女優で、グラビアに出るのがセクシー女優というふうに使い分けをしていました。こういう言葉の言い換えは、臭い物に蓋をしているようで、かえって差別になっているように思えます。
漫画で、AV撮影を舞台にした作品があるのですが(こうのゆきよという人の「25時の天使」という作)、主人公の女性の監督が、撮影中に逃げ出してしまった女優を宥める場面があって、AV女優は視聴する人個人の天使になれる、重要な仕事なんだ、と言うのですが、この種の「言い換え」はそういう言葉をも否定するような感じがします。
かなり長くなりましたが、ここでひとまずおしまいにします。