感想を記す前に、少しお詫びします。 >>196 T.K(ティーケー)さん すみません、何だか高森先生のブログを誤読していました。やはり流し読みは良くないです。 自分は、池田春野のように、大嘗祭の装束の原点や基本にならうことは大事である、という話だと受けとっていました。儀式などを進行するにあたって、「和様化」・「国風化」が大事であって、融通が利かない性格だったのは春野の方だった、という趣旨の内容の文章だったわけですね。 『続日本後紀』の文章は、明らかに気骨のある人間として、春野を褒めています。この問題はとても難しいと思います。仕事にしても、段取りが分からなくなったら、基本にもどれ、先づ隗より始めよ、とよく言われますが、かといって、杓子定規であってもうまくゆかない、臨機応変も大事だ、ということで、今回のよしりん先生のブログの内容ともリンクしています。 ただ、個人的には私は春野のような物事に一貫性のある、気骨のある人間はとても好きです。要は、ただ先例踏襲におちいるだけではなく、応用力も必要で、そのバランスをとらないととんでもないことになる、規則厳守はただ滑稽なだけなのだということなのだろうと思います。 兎に角、読み違えをしたことをお詫び致します。 なお、『続日本後紀』という書は、完全な巻が4分の1しか伝わらなかった『日本後紀』とは異なり、全20巻すべてが現代に伝わっておりますが、実はこれも抄略本であり、冠本化するために、『後紀』同様、『類聚国史』で補うという作業が行われているのだそうです。最後の遣唐使が派遣された記述があったり、仁明天皇が詩文に関心が高かったので、唐風文化に対する憧れのようなものがある一方で、藤原良房が勢力を伸ばし始めてきた時代でもあって、「承和の変」という皇太子交代劇が描かれてもおり、藤原摂関政治の源流を描いている書でもあるようです。撰者も良房が中心になっており、唐文化から日本独自の文化への分かれ目にあたる時代でもあるようです。 私もこういう歴史書は興味のあるところを中心に見てしまうところがあり、全体を通して眺めるという視点がかけてしまいがちです。少し注意したいです。 それと、「麒麟がくる」についても少し。私は途中の展開をまだ見ていないので、信長の狂気については何とも言えないですが、従来の光秀・信長関係はもっと憎悪に満ち満ちていたものだったので、こういう解釈もあるのかな、と。光秀が最後、どうなったのか分からないという結末も斬新でした(できればこの結末を、かなり前の大河になりますが、滝沢主演の「義経」でもやって欲しかったな)。私はむしろ、駒の役割が何だか中途半端なような感じがしました。帰蝶(濃姫)については生存説・死亡説双方あるので、想像にお任せする、といったところなのでしょう。 渋沢栄一のドラマ、楽しみです。徳川慶喜がどう描かれるのかも含めて。 >>234 話はかわりますが、「倫理」のドラマも録画してあり、この前再放送を少しだけ見て、確かに面白そうかな、と思いました。あの女の子の反応が興味深かったです。ただ、自分の場合は、アニメの「ワンダーエッグ・プライオリティー」がファンタジーのようでいて、現代社会諷刺にもなっているところがお気に入りかな?これもギャル中心ドラマです。
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感想を記す前に、少しお詫びします。
>>196 T.K(ティーケー)さん
すみません、何だか高森先生のブログを誤読していました。やはり流し読みは良くないです。
自分は、池田春野のように、大嘗祭の装束の原点や基本にならうことは大事である、という話だと受けとっていました。儀式などを進行するにあたって、「和様化」・「国風化」が大事であって、融通が利かない性格だったのは春野の方だった、という趣旨の内容の文章だったわけですね。
『続日本後紀』の文章は、明らかに気骨のある人間として、春野を褒めています。この問題はとても難しいと思います。仕事にしても、段取りが分からなくなったら、基本にもどれ、先づ隗より始めよ、とよく言われますが、かといって、杓子定規であってもうまくゆかない、臨機応変も大事だ、ということで、今回のよしりん先生のブログの内容ともリンクしています。
ただ、個人的には私は春野のような物事に一貫性のある、気骨のある人間はとても好きです。要は、ただ先例踏襲におちいるだけではなく、応用力も必要で、そのバランスをとらないととんでもないことになる、規則厳守はただ滑稽なだけなのだということなのだろうと思います。
兎に角、読み違えをしたことをお詫び致します。
なお、『続日本後紀』という書は、完全な巻が4分の1しか伝わらなかった『日本後紀』とは異なり、全20巻すべてが現代に伝わっておりますが、実はこれも抄略本であり、冠本化するために、『後紀』同様、『類聚国史』で補うという作業が行われているのだそうです。最後の遣唐使が派遣された記述があったり、仁明天皇が詩文に関心が高かったので、唐風文化に対する憧れのようなものがある一方で、藤原良房が勢力を伸ばし始めてきた時代でもあって、「承和の変」という皇太子交代劇が描かれてもおり、藤原摂関政治の源流を描いている書でもあるようです。撰者も良房が中心になっており、唐文化から日本独自の文化への分かれ目にあたる時代でもあるようです。
私もこういう歴史書は興味のあるところを中心に見てしまうところがあり、全体を通して眺めるという視点がかけてしまいがちです。少し注意したいです。
それと、「麒麟がくる」についても少し。私は途中の展開をまだ見ていないので、信長の狂気については何とも言えないですが、従来の光秀・信長関係はもっと憎悪に満ち満ちていたものだったので、こういう解釈もあるのかな、と。光秀が最後、どうなったのか分からないという結末も斬新でした(できればこの結末を、かなり前の大河になりますが、滝沢主演の「義経」でもやって欲しかったな)。私はむしろ、駒の役割が何だか中途半端なような感じがしました。帰蝶(濃姫)については生存説・死亡説双方あるので、想像にお任せする、といったところなのでしょう。
渋沢栄一のドラマ、楽しみです。徳川慶喜がどう描かれるのかも含めて。
>>234
話はかわりますが、「倫理」のドラマも録画してあり、この前再放送を少しだけ見て、確かに面白そうかな、と思いました。あの女の子の反応が興味深かったです。ただ、自分の場合は、アニメの「ワンダーエッグ・プライオリティー」がファンタジーのようでいて、現代社会諷刺にもなっているところがお気に入りかな?これもギャル中心ドラマです。