T.K(ティーケー) のコメント

森喜朗の件ですが、いわゆる「問題意識が強く社会に強い関心がある人々」が寄ってたかってイジメているようにしか側から見えません。
そりゃ、元首相の地位で公人の部分があって、それにふさわしい振る舞いが求められるのは当然でしょ。
でも叩いている人々は雰囲気で叩いているようにしか見えないよ。
批判する所が違うのではないか?

森喜朗さんは、既に国会議員を辞めて、オリンピックの組織委員会の会長。だから立法の人でも行政でもない「普通のおじさん」です。
それを共産党をはじめ野党の国会議員が辞めさせろ辞めさせろと首相に迫る構図は、権力を行使して「一般人」の職を辞めさせろと圧力をかける事で、空恐ろしく感じます。
学術研究会議に教授が任命されなかったことには物凄く怒ったのに、ダブルスタンダードではなかろうか?
これを支持する識者も著名人も気持ち悪い。

批判されるべきは、男性中心と精神論であって、それは現在の感覚からはずれているから、この文脈で批判されるべきで、何でもいいから叩けでは魔女狩りと同じ。

そしてさらに注意すべきことは、「何故男性中心と精神論が現代の感覚とずれているのか」これを情緒や空気を抜きにして論理的に分析しなければならないはずが識者もスルー、マスコミもスルーしている事にイライラします。

男性中心では女性の地位が向上せず、子どもを産み育てる環境が伴わない、少子化が進み国の活力が細る。

精神論だけでは、人間の成長の科学的医学的な根拠が乏しく多様化が進む子ども・若者の家庭環境と人生観と合わないことが、若者を不安に陥れて、子どもや若者が自ら命を絶ったり、しごきや病気などで命を絶たれたりする人が増える。
これでは未来ある若者が育たない。
よって、(男性中心や精神論に固執することは)保守が取るべき道ではない。
ここまで識者が分析できたら文句のつけようがないですが、こんな分析をする識者を未だ見たことはありません。
おそらくは、国民国家とか、真の保守を忌み嫌うマスコミにその責任があると思われますが、森氏を叩いている時点で、マスコミは責任を取りたくないというのが見え見えです。

その事について声を上げない国民も畜群の仲間入りですなあ。

No.222 47ヶ月前

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