>>192

　丁寧な返信コメント、ありがとうございました。少しは、お役に立てたようでよかったかと思います（今回は少し知っていることだったので、僭越ながら補足という形をとらせていただきました）。さて、ちぇぶ様が言われることは大変重要で、大きな目的はやはり「公論を形成する」ことにあるのだと思われます。そのために思考を硬直化させないで、自分の中で良く知らないことや理解が間違っていたことについては柔軟に受け入れて、修正・発展させることにより、思想が深まっていくのではないかと思われます（”建設的な議論”というのは、そのようなものではないかと私見では思います）。

なお、ちぇぶ様の返信に１つだけ加えますと、HIVやエボラウイルスは病原性が強く、現在という短い時間スケールでみると感染予防は確実に必要だと思います。しかし、人類の歴史という長い時間スケールでみると、感染症によって集団が全滅することはなかったようで、そこから人類は生き残る道を見つけた、というものです。長くなるので簡潔に書きますが、人類のゲノムを調べることにより感染症に対して抵抗性である痕跡（遺伝子変異）を獲得したのでは？という証拠が出てきており、それは感染症に耐えた集団の遺伝子が現在の人類に継承された（逆に感染に耐えることができなかった集団の遺伝子は継承されなかっただろう）と言い換えることができます。こう書きますと何とも理不尽な事だと思えますが、よしりん先生も「コロナ論２」で書かれましたように、進化は「人間中心主義」を受けつけず、むしろ「自然中心主義（偶然に作用され、自然に適応できたものが生き延びる）」の方向で進んでいるように思えます。

それでは、今後のラージオに期待しております。