『寿命』というのは人それぞれで、長命なら幸せかと言うと必ずしもそうではないですし、誰もが自分がいつどのような形で落命するかは分かりません。
畳の上に敷かれた布団の中で、愛する人々に見守られながら老衰で穏やかに息を引き取る…なんてのは、作り物の世界の話に限定されるのかも知れません。
人生は、長さより濃さなのではないかと、半世紀近く生きて来て痛感しております。

昔、長寿世界一になった泉重千代さん（120歳？）が、好みのタイプの女性を訊かれて「年上の人」と答えた逸話が…。