私の両親は、まさに団塊の世代で、父の口癖は『とにかく体を大事にせえよ』です。
朝は中日新聞（毎日新聞）を読み、夜は報道ステーションを見て、ネットは見ずに、困ったことにテレビで言っていることを疑いもせず受け止めてしまうようです。「コロナ論」を実家に送った際は『漫画なんて読まん』と拒まれ、ならばと活字の「コロ問い」を送ったところ、理由は言わないものの読むのを拒み続けております。おそらく自分たちが新聞やテレビで得ている情報と、あまりにかけ離れており、それを否定されることから読む気になれないのだと思います。
（ちなみに、「愛知トリエンナーレ」の際も、天皇侮辱に怒れる河村市長よりも、大村知事を支持していたので、「戦争論」は読める筈もないと思われます）

それと、これまでの会話の中から感じたこととして、インフルエンザや他の死因との比較は耳に入らず、「老人は死ぬ」、「後遺症がある」、「まだまだ未知の部分がある」という三本柱を持ち、それを一つずつ会話の中で論理的に説明しようとすると、『あんた、私らは老人なんだからね』という被害者意識のある言葉が返ってきました。
ただ、親への感謝の気持ちは勿論あり、コロナへの正しい知識を持ち、正しく恐れる方がストレスなく生活していけると思うので、引き続き会話を通じて伝えていけたらと思っております。
（「千と千尋」で豚になった両親をなんとかしたいという気分に近いんかな）