希蝶 のコメント

 今号の感想、改めて記します。先に記したものでもよいのだけれども、もう少しちゃんとしたものを記します。

 ゴーマニズム宣言・第400回「なぜマスコミは煽り続けるのか?」
 確かに世の中のものは商業主義の競争によって発展してきた側面もあるし、産業革命の織機の発明など、その典型的な例だと思うけれども、反面、その競争が過熱しすぎて、女子や児童の炭坑内労働や、TVの場合だったら「やらせ」とか、そういう行き過ぎも生まれるのだろうと思います。公害も、企業が利益追求のために、地球環境のことを無視したか、あるいは念頭に置かなかったかした結果、生まれたものですし。
 でも、どこかで歯止めをかけないといけないのだろうと思います。そして、商業主義には別の商業主義、という対向策は有効なのだとも理解します。
 よく「知らなくてもよい真実」と言いますが、「知らなければならない真実」も確実にあるわけですし、そこから目を背けているのは、逃げだと思います。それとも老人や、インターネットで言論を主張する一部の人種にとっては、自分の都合のよい事実だけを取捨選択するのに精一杯で、正義は星の数ほどある、真実も然り、とでも感じているのでしょうか。
 あまたの定義・定理や主義思想よりも、真実の方が価値が高い、そのことをコロナ論2で証明して欲しいと願います。ペンは剣よりも強し、この場合の「剣」はマスコミの洗脳放送です。

 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第194回「延命治療の実態を問い質す」
 個人的な話を記しますが、親が病院から入院を勧められ、何とか週1回の通院にしましたが、病院も商売なのか、それとも命を救うのが使命なのか、担当の医師はしきりに入院を勧めていました。確かにそういう病状なのかも知れませんが、やはり経営の問題もあるのだろうと想像します。
 自分は、今の病院にはいったら抜けられないのではないかと危懼しています。その病院ではコロナウイルスの検査は行われておらず、それゆえに面会謝絶でもあり、先に三ヶ月入院させられた経緯があるので、どうしても入院が是とは思えないのです。その医師のせいではないにしても、病院というものに不信感を抱いています。養護施設も、今年なくなった親戚が、コロナウイルス騒動で、誰にも看取られずになくなっているので、私は親をそうした監禁所に閉じ込めたいとは思わないです。

 コロナウイルスに罹患した死者の扱いについても、何かが違っている、死者に対する礼の面でも、生者に対する対応(この場合は感染予防策)の面でも、と感じました。屍体から罹患することが少ないというデータが出ているのなら、そのような措置を採用すればよい、間違ったことを改めないのを過ちというのなら、「論語」の論理からしてもそれは医療ミスのようなものでしょう。
 自分の親の例でも思うのですが、明らかに医療も事務対応になっている、患者を無意味に生き長らえさせて、生き恥をさらすような真似をしている、ヒューマニズムの観点にもとっているとも感じました。
 先のライジング感想でも記しましたが、親は少し認知症気味になっており、先日も「食事をするのに必要なものがあるけれども、何をさがしているのか分からない」というようなことを申しておりました(実はインスタント味噌汁だった。ものを見て、思い出したそう)。かつてははやくになくなった母親の分まで長生きして欲しいと思っておりましたが、この情況では必要以上の長命はかえって本人にとって有益ではないのかも知れないと思うようになっています。だからといって、今すぐどうこうなって欲しい、とも思いませんし、認知症も恢復して欲しいとも思っていますが、いざとなったら、延命措置は自分は望まないことを覚悟しようと思っています(きょうだいや親戚達がどう言うかは分かりませんが)。

 (木蘭さんの感想が前回のものと混同してしまったので、書き直しました。すみませんでした)

No.185 40ヶ月前

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