>>123
コメントありがとうございます。
ブルデューの『ディスタンクシオン』ですよね。
第1回の放送を見て気に入り、テキストも購入予定です。
コロナ禍でメッキが剥がれた「自称リベラル」は、果たして「自由」について真剣に考えた事があるのか、はなはだ疑問だと思います。
「重力があるから自由に空を飛べるようになった」というのは、けだし名言だと感じました。
また、自分自身の嗜好や価値観が階級によってある程度影響されるという考え方は、一昔前ならば身分差別として排除されていたのかもしれませんね。
でも、新自由主義の影響で富裕層と貧困層とに分断され、さらに民主主義が本来的に抱えることになる「考える市民」と「考えない大衆」というグループは依然として存在している中で、「自由」を追求するのは踏み込んだ議論が必要になるはずですが、「自称リベラル」は面倒なのか、はたまた最初からポーズだけだったのか、あっさりと強権政治を支持してしまいましたよね。
ああ、彼らも食っていくためには必死、レギュラーコメンテーターの座を失いたくない、ということなのかなと蔑む感覚で見ています。