感想のつづきです。 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第191回「免疫学の権威を問い質す」 先に自分の肉親の悪口をこのコメント欄に投書してしまいました。反省します。 しかし、木蘭さんのこの記事を読んでいると、いかに人は自説をないがしろにして、周囲に流されがちなのかが分かり、自己の主張よりも「社交」の方を重視していることと、「麒麟も老いぬれば駑馬(どば)に劣る」ということわざの意味をも明確にしています。「権威」という仮面や衣をまとったとしても、その功業や功績はその時だけのものであり、どんな名監督やベストセラー作家でも駄作を生み出しているように、人間にも「完全」や「完璧」ということはあり得ないのだ。 ならば、その時々の意見で役立つものを選別し、良いものは評価し、悪しきものは酷評するといった作業をつづけないといけない。でないと、誰かの言い分を鵜呑みにして、自分で考える努力を怠る結果になりかねない。 この宮坂という人も、表面的なコロナウイルスの死者数や、後遺症問題、医療崩潰や、インフルエンザとの比較の基準を間違えており、世界は一つで、地域毎の個性や特性は問題にならないという「地球主義」に捕らわれているのでしょう。そうではなく、自己の客観的な、科学的な判断こそが重要で、本能的なものではない、「これはおかしい」という直観こそが信じるに足るべきものでしょう。 そして、大体において意見を賛成できる、根本のところで気持ちを共有できるかたを見つけられれば、それは人生の幸運と思い、是が非でも応援する、というので良いと思います。また、こういうふうに、「権威」と称される専門家に、科学的な立場から真っ当な批評をするのは、親切であり、その人を覚醒させる行為だろうと思います。どしどしこういう批判を続けて欲しいです。 とにかく、よしりん先生へ、絶望しないで下さい。楽観視はしませんが、ダイアナ・ロス(あるいはマーヴィン・ゲイ&タミー・テレル)の歌のタイトルをかりますが「Ain't No Mountain Hgh Enough(高すぎる山なんてないんだ)」です。「外国」をたとえに出すなら、こういうラブソングの題名や中味を吟味するべきでしょう。これだって、ソウルミュージックの名曲でしかなく、ある意味非科学的な内容なのですが。
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感想のつづきです。
泉美木蘭のトンデモ見聞録・第191回「免疫学の権威を問い質す」
先に自分の肉親の悪口をこのコメント欄に投書してしまいました。反省します。
しかし、木蘭さんのこの記事を読んでいると、いかに人は自説をないがしろにして、周囲に流されがちなのかが分かり、自己の主張よりも「社交」の方を重視していることと、「麒麟も老いぬれば駑馬(どば)に劣る」ということわざの意味をも明確にしています。「権威」という仮面や衣をまとったとしても、その功業や功績はその時だけのものであり、どんな名監督やベストセラー作家でも駄作を生み出しているように、人間にも「完全」や「完璧」ということはあり得ないのだ。
ならば、その時々の意見で役立つものを選別し、良いものは評価し、悪しきものは酷評するといった作業をつづけないといけない。でないと、誰かの言い分を鵜呑みにして、自分で考える努力を怠る結果になりかねない。
この宮坂という人も、表面的なコロナウイルスの死者数や、後遺症問題、医療崩潰や、インフルエンザとの比較の基準を間違えており、世界は一つで、地域毎の個性や特性は問題にならないという「地球主義」に捕らわれているのでしょう。そうではなく、自己の客観的な、科学的な判断こそが重要で、本能的なものではない、「これはおかしい」という直観こそが信じるに足るべきものでしょう。
そして、大体において意見を賛成できる、根本のところで気持ちを共有できるかたを見つけられれば、それは人生の幸運と思い、是が非でも応援する、というので良いと思います。また、こういうふうに、「権威」と称される専門家に、科学的な立場から真っ当な批評をするのは、親切であり、その人を覚醒させる行為だろうと思います。どしどしこういう批判を続けて欲しいです。
とにかく、よしりん先生へ、絶望しないで下さい。楽観視はしませんが、ダイアナ・ロス(あるいはマーヴィン・ゲイ&タミー・テレル)の歌のタイトルをかりますが「Ain't No Mountain Hgh Enough(高すぎる山なんてないんだ)」です。「外国」をたとえに出すなら、こういうラブソングの題名や中味を吟味するべきでしょう。これだって、ソウルミュージックの名曲でしかなく、ある意味非科学的な内容なのですが。