希蝶 のコメント

 かなりぎりぎりになりましたが、感想です。

 ゴーマニズム宣言・第394回「ショック・ドクトリン」
 まず、出だしの部分をよんで、よしりん先生が、今の事態について、失望はしているが、絶望はしていない、と記されてあった箇所に、自分もそういう強さを持てたら、現状を変えられたのかもしれない、というふうに感じました。自分の場合は、過去にあることで四面楚歌状態になり、失望と同時に絶望もしてしまったことがあり、そのことで、人生の大部分を損しているところがあるので、よけいにそう感じます。ただ、その時のことがあるから、「周囲に迷惑だ」とかいう妄言を真に受けないで、マスクに対して抵抗している部分があるのかも知れない、とも思います(それでも完全にではないですが)。先日のライジングで、「人生には失敗する権利もある」というところも。サザエさんのカツオくんのように、器用に生きることや容量良く生きることがそんなに良いことなのか、と反撥しています。よりよく生きることが一番重要なのではないか、と。

 「ショック・ドクトリン」に関していうなら、手品師や奇術師の手法なのかな、と思いました。手品師は左手の種を隠すために、大袈裟な動作を右側で行い、人の目を眩ませようとします。たしか、シャルル10世やそのあとのルイ・フィリップの王政下のフランスでも、国内の不平不満から目を逸らすために、アルジェリア侵攻をすすめた、という故事があったと記憶しています。
 手品の種がみんなを幸せにするものなら良いのですが、この場合も、中小企業を潰し(ちなみに、日本のアニメ会社も殆どが中小企業の筈です)、一種の伝統破壊を進行しようとしている。革命には大胆なことをしなければならない、そのためには多少の犠牲もやむを得ないと思うのでしたら、大きなものではなく、小さなものを助けなければならないのではないか、それこそ隗より始めよ、ではないのか、と思います。
 それとも、新自由主義者は大は小を兼ねる、とでも思っているのでしょうか?この前の大阪都騒ぎも、その一種なのかも知れないですね。いっそ、東京都こそ分割して、元の東京府と東京市にもどすか、あるいはそれが不可能だったら、東京23区だけ東京都にし、区も細分化して、都下は別の県にでもすれば良いのでは、ということも想像するのですが、どうでしょうか。
 放射能とコロナは明らかに異なる、放射能を大量に浴びたら、コロナウイルスと違って確実に人は死ぬから、小さな政府を目指すのなら、緊急事態宣言も出してはならないのでは、と最後につけくわえておきます。

No.157 49ヶ月前

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