ハックスレー のコメント

木蘭さんのブログに出てた食あたりと寄生虫のお話しですが、私にもあります。
まずは、今は亡き祖父から聞いた話ですが、戦時中にライギョの湯引きを食べ、有棘顎口虫に感染したそうです。
腹部に数本のミミズ腫れが出来たらしく、皮膚下を虫が這い回る感覚を味わったそうです。
駆虫剤で症状は治ったそうですが、皮膚下が虫が引っ掻くように這う感覚が忘れられないと語ってました。
有棘顎口虫の寄生で重症化するのは殆どないそうですが、淡水魚を生で食べるのは危険です。
という私も鮎の背越しを始めとする魚の刺身は大好物で、365日中300日以上は刺身を食べています。
昔には飼っていたアジアアロワナが死ぬと焼いて食べたりもしてました。
実は日本で風土病が伝えられる地域は、淡水魚を生食する文化とリンクしています。
ドジョウの踊り食いやシラウオの踊り食いがそれです。
さて、長くなりましたが私があたったケースはヤシガニです。
一昨年、沖縄から1キロ弱の生きた個体を送ってもらい、氷水でシメ、蒸して食べました。
胸部と腹部を外す時、糸状の腸を念入りに取り除いたにもかかわらず、それでも腸がわずかに残っていたみたいで、発熱、嘔吐、軽い手の痺れの症状が出ました。
幸いにも量が少なかった為か、翌日になって少し良くなり、数日後に全快しました。
ヤシガニは腐乱した魚の死骸だろうが、有毒のハスノハギリだろうが、人間の出した生ゴミだろうが、なんでも食べます。
その毒を腸に溜め込んでいるのです。
ヤシガニは大丈夫でも人間には毒になり、あたって死んだ例もあります。
それでもヤシガニを食べたくなります。
ミソが病みつきになる味だからです。
今では絶滅が心配されて採集禁止になった地域もあるヤシガニ。
食用になる体重500gくらいのサイズになるのに、オスで10年以上、メスは25年かかるヤシガニ。
そろそろ食べるのを辞める時かと思っていますが。
それを辞めたらイノシシの刺身に挑戦するつもりです。
西表島にはリュウキュウイノシシを刺身で食べる文化があるので、知人をあたって食べてみようと思います。
言っておきますが、絶対に食べないで欲しいです!
食べた有名人によれば、旨さに取り憑かれるそうです、笑。
真似はしないでくださいね、安全保証は出来ないので。
ましてそこら辺の野生のイノシシを捕まえて刺身で食べるのはもっての外です。
私の場合はワイルドではなく、ただの生モノバカなんでしょうなど、笑。
父が言うには「お前の頭に巣食ってる」だそうです。
まァ、人間はこのくらいが丁度良いのです。

No.148 42ヶ月前

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