サトル のコメント

ゴーマニズム宣言第100章読みました。

もう日常が狂ってる描写切なくなりました。特に私の場合、出勤が嫌になる「ビニタク」に乗らなければならない……。以前コメントさせてもらいましたが、明らかにサービス業としてオカシイと思います。

ささやかな工夫?で自分は上着着込んで、クーラー全開鼻水垂らしてマスク取り換えてばかり。あのタクシーの構造上、前席の冷気を後ろに排気するようにはなっているので、ビニール有っても冷やすことは可能。ただお客様が窓全開したら終わり。ドライバーがボンクラだと、後部の主電源は前席にあるのに、切ったまんま。構造が判ってないドライバーだと、後ろはクーラーではなく、前からの冷気の排気口の1つでしかないと認識していない。さらにお客様が解ってて、ドライバーが陽性者だと疑い、後ろのスイッチ切られたらまた一緒。セダンタイプは、ほぼ絶望的です。まあ、本質的にそんな話ではないのですが……。

炎天下、我慢大会のようにマスクして突っ走るウーバーイーツや、すれ違う車で、マスクしっぱなしの1人ドライバー。私の見たなかで一番凄かったのは、某有名デパート周辺から乗られた男性老人。
作品に登場する重装備に更に「フル装備」
水泳選手のようなゴーグル。ボルサリーノ被り、あなたは殺人現場から来たのですか?と言いたくなる、靴にカバー。鑑識か!でなけりゃ忍者か?
当然エンボス手袋。車内に入るなりアルコールスプレー散布。シートベルトもアルコールシートでフキフキ。目的地を聞いても、もう何を言ってるか聞こえない……。車内に漂うアルコールの臭い。ムセそうになるのを、必死で堪える私(こんなお客様にムセたりしたら、どんなことが待ち受けてるやも知れない……)実際タクシードライバーが空車中マスクしないでいたのを見られ、タクシーセンターや会社に苦情が寄せられたりしたらしいです。咳したりも同様に。

当のお客様は窓全開で、ずーっとアルコールシートで拭きまくってました。

物腰柔らかな「紳士然」としたお客様でしたし、普通以上に丁寧にお礼も言われましたが、言い知れぬ「恐怖」を感じたものです。
到着後、家に入る前にビニールを全部はずしてはいましたが……。

(きっと、奥様が病弱で、御主人がお買い物にでられたんだ……きっとそうに違いない、そうであってくれ……)などと現実逃避したものです。

あの、タクシービニールを導入した時は、もう辞めたくなりました。それ以前から、咳き込むお客様がいて、乗車拒否できないのか?と運行管理者に質問する新人とか(結局辞めましたが)、あとは陽性者がみつかり、臨時休業に見舞われたタクシー会社がでたりして、あのビニールが業界で導入されたようです。
実際、まだビニールされてないタクシーで勤務中、「お叱り」を受けたのも1度や2度じゃありません。

ようやく、最近になって気にしないお客様もチラホラ出てきましたが……。

正直、タクシードライバーはかなりの割合で、抗体持ってる気がします。コロナが怖いと言ってるドライバーはあまりいません、私の回りでは。PCR検査は怖がってますが(笑)

検査されて、陽性なんかなったら……待機=給料激減、中小零細は廃業ですね。今やセーフティネットのタクシー業は、就職困難な業界ですし。

そんな中、「コロナ論」をお客様に12冊贈呈できたのが何より満足(自己)です。

仕事で売り上げ上げるより、難易度高かったです。「地雷」踏んだら、失職しかねないですから。
長くなりましたが、まだまだ「コロナの先」を見据えて、街を走りたいと思います。
(カッコつけすぎですね(-_-;))







No.294 43ヶ月前

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