M.O のコメント

M.O
No.183 (2020/09/30 11:04)
NHKの朝ドラ『エール』で戦時下のキナ臭い世相が描かれる段階になりました。
それらの描写が現実に即したものであったかという考察はここでは一旦置いておくとして――
現在の世相に重なる要素が散見され、図ったかのようにタイミングが良いと感じます。
婦人会の雰囲気は自粛警察やマスク警察、音楽教室が疎んじられているのは文化や娯楽に対する「不要不急」の烙印押し、そして当局による言論統制。
主人公の義理の姉・吟が、日常生活では普通の会話をするけれど、小説を書いている妹の梅が「表現の自由」について言及すると、途端に能面のような怖い表情で「お国のために国民が一丸となって」と訴える場面に、自分としてはリアリティを感じました。
演じる松井玲奈は見事だと思います。

また、戦意高揚の作曲で大忙しとなっている主人公・裕一が、ドキッとさせられるセリフを吐いていました。
妻が開いている音楽教室に通っている少年から「仕事、楽しいですか?」と聞かれた時:
「楽しいかどうかはよく分からないけど、必死になってやんなきゃならない」
馬具職人の修行をしている梅の婚約者・五郎から「戦意高揚の曲ばかり作らされてますが、他の曲も作りたいと思わないですか?」と聞かれた時:
「求められれば、最大限に応えなきゃならない」
この辺はまだ常識的な認識が歪む前段階なのかなと思うのですが、疑うことなく突き進んでいったのが今のマスコミ関係者なのかな、と。
当初は「公」のために必死になってたのかもしれないけど、途中で「ちょっと違うんじゃあないか」と振り返ることができなかった。
今となっては、おかしいと感じていても言い出せないという関係者も一定数存在するのではと想像します。
今後の裕一の認識がどのように推移するのかが注目です。

『エール』を見ることで、コロナ脳の人たちが自己を客観視し、少しでも正気を取り戻してくれればいいなと思うのですが、果たしてどうなのでしょうね。

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