生放送お疲れさまでした（このお疲れ様は元首相に向けられるそれとは異なり本音です
人々がコロナに慣れて苦痛さえ感じなくなっていくという指摘にはゾッとするリアリティがあります
何故なら過去に実際「ポケモンショック」と言われる事件があったからです
・アニメの中で使われた光の演出で色の組み合わせがたまたま悪かった
・暗い部屋でテレビに近づいて見ていた子供がいた
・大人気のポケモンで視聴者の数が多かった
いくつかの要素が重なって視聴者が健康被害を訴え緊急搬送されたというアレです

あれ以来アニメも特撮もおかしくなったままです。
「部屋を明るくして離れてみてね」という親が子供に教える「当たり前」の教えが番組の最初に「当たり前」にテロップで表示されるようになりました
光の演出が入るカットでは突然日陰に入ったように画面が不自然に暗くなるのが「当たり前」、
切り替えの激しいカットでは残像のように絵が重なったブレブレの画面になるか、コマ落としのようなカクカク動画になるのが「当たり前」、
事件前から何度も放送されてまるで問題の無かったOPEDやバンクシーンまでもが同様の処理を受けて「当たり前」…

「臭くないものに蓋」「実態把握無き事なかれ全体主義」がいつの間にか「当たり前」になった結果、アニメから一つの技法が消滅し、放送作品は全て上記の処理を施された「不完全版」でしかなくなってしまった
最も恐ろしいのはそれが「当たり前」になってしまい、誰も疑問に思わなくなってしまったこと…

今回のコロナでそれと同じことがそれとは桁違いに巨大な形で繰り返されるのかと思うと本当に人類への絶望しか生まれません
選民した方がいいんじゃないかとさえうっかり思ってしまいます