現在、台風10号に被災されているかたがたに、お見舞い申し上げます。こちらも雨が激しくなってまいりました。ひとごとと思ってはならないと思います。 こういう時に、もっと安倍あたりがリーダーシップをとって、万全の対策を立てれば良いのですが。緊急事態宣言は、こっちの方でしょう。野党も、自分たちだったらこうする、みたいな対案を、喧伝するのも良いのでは、と思ったりします。 今号の感想です。 ゴーマニズム宣言・第387回「お疲れさま、安倍首相」 笹さんもブログで述べられておりましたが、安倍内閣のあゆみを的確にまとめられた記事であり、感心しました。しかし、これに感心するだけではなく、前者の轍とするのが、政治というものでしょう。とにかく禄でもない政権だった、そのことがよく分かりました。 ただ日本人はどうも、去って行くものに後ろから塩をかけるのを好みとしないところがあり、それは美徳でもあるのですが、こうした理想だけは高くかかげながらも、実状は権力慾にまみれていただけの首相に対しては、適切な批評をしてあげた方が、親切なのではないか、と思います。スティーヴィー・ワンダーの歌ではありませんが、悪夢、You Haven't Done Nothing。安倍政権とはその一語に尽きるのではありますまいか。後を継ぐ政治家たちは、殷鑑遠からず、にしてしまっては駄目だ(自分たちも何もしていないことになるから)と思って欲しいです。 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第181回「“恐怖よりも自由を”欧州デモと世界各地のコロナ最新情報」 封じ込め政策をやっていたドイツやイギリス、ニュージーランドですらスウェーデンに見習うべきというデモや意見表明があったりするのだから、塞翁が馬なのでしょう。でも、だからといって、「前代未聞の事態だったから」という日本での緊急事態宣言のいいわけは通じないと思います。ヨーロッパの事例で恐怖してしまったのだとしても、欧米人と日本との歴史や環境の違いを冷静に判断する、という視点がかけているように思えます。古代の日本人は天平の天然痘でも、多数の死者を出しながらも自粛などせずに事態を収めたのだから、その姿に現代の私たちも参考にすべきではないでしょうか。と言っても、緊急事態宣言を出したのは取り返しがつかないのだから、後の処理を間違えなければいい、少なくとも自粛したから被害が少なかったという妄言を吐くようでは、テニスの王子様ではないですが、まだまだだ、という感じです(言ってはならないのでしょうが、父が上記のことを述べたり、購入した燈油の罐に消毒スプレーをかけているのを見ていて、この人は本当に物理の先生で、理学博士の称号を持っているのか、と疑問を抱きました。理系の人に限って、こういう反応をする。自分のことを批判する資格があるのか、ということを思いました。このコメント欄でも書いていることですが、先日まで入院していたわけで、病人に鞭打つようなことはしてはならないのでしょうが、それこそ、安倍と同じで、問題となる点は問題だ、ということでしょう。あまりこの場で書いてもしょうがないことですけれども)。Aと言う点では参考になることを言っていても、Bということでは專門外、あるいは專門莫迦であるのはよくあることなんだ、と納得しました。 とにかく、この事態を何とかしなければいけない、と思います。それこそ手足縛られた状態であったとしても。初版・重版と重ねていけば、メッセージは必ず届きます。 しゃべクリのことについてもつけ加えますが、ドリフがああいうだじゃれを、今はなきお正月の隠し芸でやったことがあるのです。「サスペリア」についても、志村けんがよく「8時だよ、全員集合!」で真似していたセリフだったのを、今回のネタを考えているうちに思い出しました。こういうところだけでは、非日常の阿呆らしい生活様式のギャグを楽しみたいですね。
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小林よしのりチャンネル
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現在、台風10号に被災されているかたがたに、お見舞い申し上げます。こちらも雨が激しくなってまいりました。ひとごとと思ってはならないと思います。
こういう時に、もっと安倍あたりがリーダーシップをとって、万全の対策を立てれば良いのですが。緊急事態宣言は、こっちの方でしょう。野党も、自分たちだったらこうする、みたいな対案を、喧伝するのも良いのでは、と思ったりします。
今号の感想です。
ゴーマニズム宣言・第387回「お疲れさま、安倍首相」
笹さんもブログで述べられておりましたが、安倍内閣のあゆみを的確にまとめられた記事であり、感心しました。しかし、これに感心するだけではなく、前者の轍とするのが、政治というものでしょう。とにかく禄でもない政権だった、そのことがよく分かりました。
ただ日本人はどうも、去って行くものに後ろから塩をかけるのを好みとしないところがあり、それは美徳でもあるのですが、こうした理想だけは高くかかげながらも、実状は権力慾にまみれていただけの首相に対しては、適切な批評をしてあげた方が、親切なのではないか、と思います。スティーヴィー・ワンダーの歌ではありませんが、悪夢、You Haven't Done Nothing。安倍政権とはその一語に尽きるのではありますまいか。後を継ぐ政治家たちは、殷鑑遠からず、にしてしまっては駄目だ(自分たちも何もしていないことになるから)と思って欲しいです。
泉美木蘭のトンデモ見聞録・第181回「“恐怖よりも自由を”欧州デモと世界各地のコロナ最新情報」
封じ込め政策をやっていたドイツやイギリス、ニュージーランドですらスウェーデンに見習うべきというデモや意見表明があったりするのだから、塞翁が馬なのでしょう。でも、だからといって、「前代未聞の事態だったから」という日本での緊急事態宣言のいいわけは通じないと思います。ヨーロッパの事例で恐怖してしまったのだとしても、欧米人と日本との歴史や環境の違いを冷静に判断する、という視点がかけているように思えます。古代の日本人は天平の天然痘でも、多数の死者を出しながらも自粛などせずに事態を収めたのだから、その姿に現代の私たちも参考にすべきではないでしょうか。と言っても、緊急事態宣言を出したのは取り返しがつかないのだから、後の処理を間違えなければいい、少なくとも自粛したから被害が少なかったという妄言を吐くようでは、テニスの王子様ではないですが、まだまだだ、という感じです(言ってはならないのでしょうが、父が上記のことを述べたり、購入した燈油の罐に消毒スプレーをかけているのを見ていて、この人は本当に物理の先生で、理学博士の称号を持っているのか、と疑問を抱きました。理系の人に限って、こういう反応をする。自分のことを批判する資格があるのか、ということを思いました。このコメント欄でも書いていることですが、先日まで入院していたわけで、病人に鞭打つようなことはしてはならないのでしょうが、それこそ、安倍と同じで、問題となる点は問題だ、ということでしょう。あまりこの場で書いてもしょうがないことですけれども)。Aと言う点では参考になることを言っていても、Bということでは專門外、あるいは專門莫迦であるのはよくあることなんだ、と納得しました。
とにかく、この事態を何とかしなければいけない、と思います。それこそ手足縛られた状態であったとしても。初版・重版と重ねていけば、メッセージは必ず届きます。
しゃべクリのことについてもつけ加えますが、ドリフがああいうだじゃれを、今はなきお正月の隠し芸でやったことがあるのです。「サスペリア」についても、志村けんがよく「8時だよ、全員集合!」で真似していたセリフだったのを、今回のネタを考えているうちに思い出しました。こういうところだけでは、非日常の阿呆らしい生活様式のギャグを楽しみたいですね。