tuudev のコメント

そういえば自分が『コロナ論』を最初に読んだ時、「第13章インカ帝国の滅亡」を読み終わって次のページをめくったら、「指数関数的にトンデモ大爆発」という文字列がいきなり目に入ってきて、思わず噴き出して笑ってしまった。効果的な所に配置してあるから。インカ帝国から羽鳥玉川岡田への頭の切り換えは瞬時には不可能。

この木蘭先生の「指数関数的に~爆発」という表現、どういう訳か自分の笑いのツボに刺さるんだけど、これ、語順がミソなんだろうなぁ。 指数関数が先にあって、その後に爆発が来るんだよね、これ。「爆発的な指数関数カーブ上昇」などではダメで、やっぱり「指数関数的に~爆発」がいい。語順で、先に出てくる「指数関数」という語のイメージは、連続的でなめらかに変化する(微分可能)というイメージであり、次に出てくる「爆発」という語のイメージはステップとかインパルスとかの不連続なイメージ(「指数関数」よりも「爆発」のほうがはるかに"急激"なイメージ)。例えば「鋼鉄のようなマッチョの筋肉」という表現はマトモだけど、「マッチョ筋肉のような鋼鉄」という表現は頭がおかしい。より弱いイメージの語でより強いイメージの語を修飾しても修飾効果が出ないヘンな表現になる。 よって、「指数関数的にトンデモ大爆発」という表現は、ヘンであり、頭がおかしい表現とも言える。

ところがモーニングショーは、、、イっちゃってる。

つまり、「指数関数的にトンデモ大爆発中の」という表現は、モーニングショーの「頭がイっちゃってる感」を見事に表した天才的で完璧な表現なのである(笑)。

No.133 50ヶ月前

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