dai のコメント

「コロナ論」読了。

この本はコロナに対するテレビが流すデマへの反論に止まらない。このコロナ禍により噴出した様々な現象…テレビの視聴率主義、法的根拠のない緊急事態宣言や自粛要請、患者の嫌がらせや差別、自粛警察やマスク警察の問題等々…への批判も含み、むしろそれが主となっている。

それらは一つ一つ頷けるもの。そして、それを踏まえて僕は言いたい!「皆、そこまで命が惜しいの?」

コロナはインフルエンザよりも弱いウイルスである!これは、よしりん先生が詳細なデータを用いて証明してみせているけど、一方でデータをつまみ食いして、危機を煽るテレビ、それに流される大衆って何だろう?
行政側の自粛に反発なく、ただ大人しく従い、飲食店や観光業に大きなダメージを負わせ、一方で自粛を守らない人間をヒステリックに攻撃する…。
皆、普段は自らの死を想定すらしていないのだろう。だから、狼狽えた、怯えた。
けど、付き合わされる方はたまったものじゃない!特に子供なんかは大変。学校は閉鎖されたし、様々なイベントも中止に追い込まれている。僕の地元では、子供が外でじゃれあって遊ぶのは、コロナ禍にあっても見られるが、公園の滑り台は「密になるから」と一時閉鎖された。

なので、制限の殆どないスウェーデンが羨ましい。しかも、この国の対策は確実に成功し、集団免疫を獲得、今ではマスクなど殆ど見かけないという。そしてこの政策を支えるスウェーデンの死生観…これも羨ましい!無理に延命しないのが良い。死ぬまで自由なのも良い。

僕も自分が死に直面したら、(例えばガンが見つかったとか)途端に生に執着するかも知れない。けど、一方でそれはみっともない、なにより大事なのは生きるそのものより、その中身だろうと思う。不自由な生には何の意味もない。
僕は生の奴隷になりたくない、主体性を手放さず、人間らしく生きたい!それがコロナ論に対する僕なりの答えだ。

No.174 52ヶ月前

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