もくれんさんの幻冬舎Plusの記事を読みました。均一で同質的で先進的なグローバル社会が、日本の外に（特に欧米に）広がっていると思っている人たちがインテリ層にいるんですよ。彼等は、「日本的世間」で生きる人々にマウントを取るために、「グローバル世間」で優等生になるにはどうしたらいいか自分は知っているぞって脅すんです。でも、いつもその口から語られるのは表層だけです。あくまでも、「日本で」彼等がベストポジションを取るための手段に過ぎないからですね。

もくれんさんのように他国の事情を細かく分析してしまうと、結局は国それぞれだ、とバレる。となると、日本も当然それぞれだとなって、マウントが取れません。これは都合が悪い。いわゆる海外出羽守と公平な分析者の違いはそこですね。