希蝶 のコメント

 かなり遅くなりました。今号の感想です。

 ゴーマニズム宣言・第384回「経済への深刻な打撃」
 思うに、「GoToキャンペーン」という名前もよくないと思います。もっと別の名称はなかったものか、と。「GoToヘル」とか言いたくなる人の気分も分かります。
 かといって、それを潰してしまったマスコミや知事たちの罪は大きいですし、誰もがみな、自分のことや身近な生活のことしか近視眼的にしか考えられなくなっているような気がします。
 「自分の生活には直接には関係ない。大学がこういう教育方針をとっているのなら、それに従うしかない」
 「コロナウイルスが収まり、ワクチンが開発されて不治の病気でなくなったのなら、映画館へゆこう」とかいうふうに。
 自分も旅行とかへ行っているかと言えば、予算の都合上、どこへもでかけられてない状態で、再上映の「千と千尋の神隠し」を見た位で、「もののけ姫」も見ようとしたら、「マスクのないお客さんは入場できません」とか「現在満席ではいれません」だった、というような有様。いつまで自分で自分の頸を閉めるようなことをするのだろうか、と疑問を感じたりもしています。そんなに病気が怖いのか、人は運が悪ければ死ぬだけなのではないか、運が良ければ生きていられるだけで、そのことを感謝するために宗教が生まれた側面もあるのでは、そんなことを思います。
 政治も、情報伝達も人気取りのためではなく、「良薬は口に苦し」を教授するためだ、ということを認識して欲しいです。それとも、そういうのはイソップ童話の猫の鈴のように、誰も危険を冒してまでもやらない、という結論に落ち着くのでしょうか。先日書いたスパの話のような結末になってしまう可能性大ですが、少しでも何かを伝えられたら、と思います。

 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第178回「新型コロナよりずっと怖い、インフルエンザウイルスの脅威」
 実は、自分は今度仕事場のインフルエンザのワクチン注射を受けるつもりでいましたが(新型コロナ自粛反対を訴えるなら、その位のことはしないと説得力がないとも思ったのですが)、先日の生放送を聞いて、効果がないことが分かり、やめることにしました。仕事場のかたは「赤く皮膚が腫れ上がるのかな」とおっしゃられていましたが。
 それはともかく、インフルエンザというと、冬になれば自然にはやるもので、だから嗽(うがい)や手洗いが必要みたいにごく自然に感じていたものですが、とても恐ろしいもので、むしろこちらの警報や啓蒙をこそしなければいかないのかな、と理解しました。木蘭さんのおっしゃられているような話は、「はたらく細胞」という漫画でも擬人化して詳しく解説されているので、未見のかたには一見をおすすめします。
 それ以前に、交通事故なども含めて、人生には危険がたくさんあるのだから(破傷風だって、その一つでしょう)、それらにすべて神経質になりすぎてはいけない、新型コロナウイルスもしかり、なのですが、どうしてそんな簡単な理屈も分からぬほど、今の日本人は劣化しているのか、と思いました。昔は汲み取り式の便所だってあり、バキュームカーだって走っていて、水洗式のトイレに比べれば穢いという感じで、あの独特な臭いが嫌な感じではありましたが、下水道ができたからと言って、街がきれいになったかというと、下水の部分が見えなくなっただけで、本当は衛生など保たれていないのではないか、という気がします。

 総合して、「ほかの人も電話カウンセリングをのぞんでいる」とかかりつけだった私のカウンセラーは言っていましたが、みんながそうだから、自分も従えという意見にはどうしても抵抗感を覚えます。意見とはおしつけるものではなく、大学の学費が安くて済むのなら、通信教育でも構わないという人はリモート教育をしていればいい、ただし、それがどう自分にあとあとになってはね返ってくるのか、予想はしなければいけないと思います。

 というところなんですが、いい加減にこの話題、疲れてきています。依存だけしてはいけないし、前述の意見のような人は多分よまないですますのだろうけれども、はやく「コロナ論」が出て欲しいです。もうすぐなのだけれども。

No.202 51ヶ月前

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