ＴＰＰの内容について、徹底して考えている国民はどれくらいいるのだろう？と（自分を棚に上げつつ）思ってしまいます。実際、僕の周囲でも「わからないけど危ないみたい」くらいの認識にとどまっている人が大半で、今回のゴー宣のような「ジャパニーズ・スタンダード」という視点で考えている人は皆無です。

僕ら日本人は、自分達が何を育んできて、何を持っているのか、わかっていないのではないでしょうか。良いものは全て外から入ってきたものであって、日本独自のスタンダードなんか古くて役に立たない概念だ、というのは、悪い意味で日本人的だと言えます。だから「グローバル」とか「開国」とか、パッケージ化されたキーワードに飛びついてしまうのだと思います。