na85 のコメント

 今回も大容量でとても濃い内容の記事が揃っていました。ありがとうございます。よしりん師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様にお疲れが出ませんよう祈っております。一段と冷え込んできました。どうぞご自愛くださいませ。
 ゴー宣ボツ論では中段の絵が印象に残りました。ゴミ箱からボツ原稿が這い出てくる様は「リング」の貞子が井戸から這い出てくるシーンそのもので、その隣の大量のボツ原稿がゴミ箱から出て進軍してくる様は『脱原発論』の核廃棄物を収めた大量のドラム缶の絵を彷彿とさせ、そこから核ゴミが進軍してくるようでした。よしりん先生の絵の訴求力はますます強化されていると感じました。私はいつも図らずも長文の駄文を投稿してしまうのですが、当コメント欄にそぐわない、見苦しいと思われた場合はよしりん師範から付与された編集長の権限で遠慮なくバッサリと削除してください。何がいけなかったのかを自省して、次号からまた臨むだけです。
 ゴー宣TPP論では、特にホシュ言論人がTPP賛成になる理由が明快に示されていてスッキリしました。自称保守は米定憲法前文を信奉する平和ボケだから、「日本を愛してくださる米国様の公正と信義に信頼し」、中韓には強く出られても米国主導のTPPには無条件に賛成しているわけですね。しかしTPPには公平・公正(?)な自由貿易を達成するための24分野における構造改革要求が含まれており、日本の国柄を米国のそれに近づけることで米国企業が日本国内でビジネスしやすくするためのものです。
 一例を挙げると、「政府調達分野」では国や自治体の公共事業を外国企業が受注できる上限金額が大幅に下げられ、些細な事業にも外国企業が参入できるようになります。また入札の文書も英語になれば中小建設企業は対応できずに潰れていきます。つまり安倍自民党の主張する国土強靭化も東北の復興事業も米国企業のやっつけ仕事でなされるため強靭化どころか弱体化となり、公共投資による雇用回復や景気浮揚の効果も当然望めません。
 経済自由主義イデオロギーであるレッセフェール(自由放任主義)を達成するためには多国間で無理に無理を重ねなければならず、結局強い国が弱い国に不平等条約を押し付けてその国柄を破壊しながら、強い国の企業が自由となった弱い国の沃野を貪っていくわけです。大国に本拠を置く多国籍企業がその政府を動かして「グローバルスタンダード」を押し付ける、これが「神の見えざる手」の正体でしょう。
 さて、ネット言論世界における「神の見えざる手」とは、声の大きい(大量書き込みできる)暇人の意見が忙しい生活者の意見を圧殺した末に達成される不毛な状態だと思います。だから主催者によるボツは絶対になければならないと思うわけです。
 すみません。結局またUZAったい長文になってしまいました。しかーし…

 ボツは覚悟で、いざ! na85

No.38 147ヶ月前

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