感想のつづきです。 ゴーマニズム宣言・第382回「ノストラダムスの大予言」 正直、私は五島勉がインチキを書いていると言う話は、今回のライジングで初めて知りました。 それで思ったことなのですが、どこかのインターネットの百科事典と同じだな、ということです。あの百科事典も、どこからの引用で、参考資料が何であるのかを記せば、いかにももっともらしく見えるという性格があるようで、明らかに事実とは違っている箇所も見受けられる、と聞いたことがあります。恐らく「監修者」がいないので、そういうことが起こっているのでしょうし、少しだけライジングの過去記事の「ウィキ直し」も読んだことがあるので、そんなふうに想像します。 あの百科事典の会社には、専門家の社員は存在しないのでしょうか?雇って、内容のチェックをすれば良いのに。 当時、『日本沈没』という小説や映画もはやったし、どこか終末に憧れる心情は、私たちの心の中に内在しているのやも知れません。平安時代・鎌倉時代にも末法思想がありましたし、こんな不公平で不安定な漠然とした世の中など滅んでしまえばいい、という気持ちはひょっとしたら人間が高度な知性を有すると同時に生まれてきた、本能的な憧憬なのではないか、というふうに思えます。しかし、「羽鳥モーニングショー」などで、公共の電波で幾たびも繰り返されてくると、日常を日常として暮らしたい人たちにとっては、はた迷惑なものでしかない、その虚偽を喧伝した責任は、責任としてとって欲しいと願います。物語や小説として描くのなら、まだ許されるのですが。
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感想のつづきです。
ゴーマニズム宣言・第382回「ノストラダムスの大予言」
正直、私は五島勉がインチキを書いていると言う話は、今回のライジングで初めて知りました。
それで思ったことなのですが、どこかのインターネットの百科事典と同じだな、ということです。あの百科事典も、どこからの引用で、参考資料が何であるのかを記せば、いかにももっともらしく見えるという性格があるようで、明らかに事実とは違っている箇所も見受けられる、と聞いたことがあります。恐らく「監修者」がいないので、そういうことが起こっているのでしょうし、少しだけライジングの過去記事の「ウィキ直し」も読んだことがあるので、そんなふうに想像します。
あの百科事典の会社には、専門家の社員は存在しないのでしょうか?雇って、内容のチェックをすれば良いのに。
当時、『日本沈没』という小説や映画もはやったし、どこか終末に憧れる心情は、私たちの心の中に内在しているのやも知れません。平安時代・鎌倉時代にも末法思想がありましたし、こんな不公平で不安定な漠然とした世の中など滅んでしまえばいい、という気持ちはひょっとしたら人間が高度な知性を有すると同時に生まれてきた、本能的な憧憬なのではないか、というふうに思えます。しかし、「羽鳥モーニングショー」などで、公共の電波で幾たびも繰り返されてくると、日常を日常として暮らしたい人たちにとっては、はた迷惑なものでしかない、その虚偽を喧伝した責任は、責任としてとって欲しいと願います。物語や小説として描くのなら、まだ許されるのですが。