配信お疲れ様です。 よしりん先生がコロナ感染のデータを示しても、誰も見向きもしない現状と、過去にあったハンセン病を巡る学会の権威主義の有様は、確かによく似ています。 日本の権威主義というのは、知識の是非ではなくて、その人の知識の量と、肩書を作り上げた労力に向けられているのではないでしょうか。膨大で(人によっては)高尚な知識を持っていることだけが持て囃されて、それを否定することは、当人を殺害することと同じ位忌み嫌っているように思います。 例えば、時間を掛けて組み上げたプラモデルを、「役に立たないから捨てろ」と言われれば誰だって反発するでしょう。実際、今回のゴー宣に挙げられていた、日本癩学会でのやり取りには、「今まで相当な努力と研鑽を積み重ねた御方の存在を否定するのか」とも言わんばかりの圧力を感じました。 本来、知識や情報というのは、たとえ肩書のある人から発信されたものでも、それをどう扱うかを問われるツール(道具)でしかありません。ですが、日本ではアーティファクト(工芸品)みたく扱っているから下らない権威主義が存在しているのだと思います。
チャンネルに入会
フォロー
小林よしのりチャンネル
(ID:975653)
配信お疲れ様です。
よしりん先生がコロナ感染のデータを示しても、誰も見向きもしない現状と、過去にあったハンセン病を巡る学会の権威主義の有様は、確かによく似ています。
日本の権威主義というのは、知識の是非ではなくて、その人の知識の量と、肩書を作り上げた労力に向けられているのではないでしょうか。膨大で(人によっては)高尚な知識を持っていることだけが持て囃されて、それを否定することは、当人を殺害することと同じ位忌み嫌っているように思います。 例えば、時間を掛けて組み上げたプラモデルを、「役に立たないから捨てろ」と言われれば誰だって反発するでしょう。実際、今回のゴー宣に挙げられていた、日本癩学会でのやり取りには、「今まで相当な努力と研鑽を積み重ねた御方の存在を否定するのか」とも言わんばかりの圧力を感じました。
本来、知識や情報というのは、たとえ肩書のある人から発信されたものでも、それをどう扱うかを問われるツール(道具)でしかありません。ですが、日本ではアーティファクト(工芸品)みたく扱っているから下らない権威主義が存在しているのだと思います。