uki のコメント

モクレンさんのブログから循環器学会の記念対談(西浦氏 x 山中氏)見ました。ご紹介ありがとうございます。
非常にお二人とも根はお優しい方々だと思うのですが、内容に唖然としてしまったので、投稿します。。
この期に及んでこの程度の考え方?やっとこさ視点が日本のほうに降りてきた?、と思ったのは私だけではないと思います。

分かったのは(というか、やはり、というか。。。)
・本人たちは自身を批判する人たちを誤解している。
いわゆる第一波が抑えられたように「みえた」(西浦氏)後のことに言及し、
「経済を重視する人の論理から言うと、この感染症は風邪に近いんだというような、データをみてもある程度、誤解ということが明確なことが言われ始めるわけなんです。。」(西浦氏。大意はだいたいこんな感じ)
→言わずもがなですが、その大枠の捉え方が、相当程度、誤解だと思われます。

・彼らの軸足は日本にはおかれていない。ただただ、海外のほうから、ちょっとした隙間に日本を見ている感じです。
日本人はあくまで、「コロナが流行っている世界の中の一つの国の国民」、という位置づけのようです。
Nature medicineなど海外のトップジャーナルのことを引き合いに出す(山中氏)、「ロンドンやニューヨークで苦労したようなことが東京でも起こるんではと心配している」「世界が壊れなければいいが、、」(西浦氏)などの発言がありました。
日本の固有性を踏まえたうえで、日本の問題を解決しようとしているのではなく、あくまで海外のデータ・方法論・理屈を日本に応用しようとしている。そりゃこちらを理解できないですわ。「流行るというけどそもそも日本は欧米と違うんじゃないかい?」→「やはりそのようだ」ということからそもそもの議論を始めているのであって、考えるべき方向・順番が全く「逆」なんですよね。科学者は基本的に主戦場が世界(世界の研究者との闘い)ですから思考がそうなりがちで止む無いのかもしれませんが。。。
まさにナショナリストとグローバリストの違いだ!と今書きながら思ってたら、すでに2020.03.12(木)のブログでよしりん先生言ってましたね(過去のを読み直しても、新たな発見がありおもしろいです。)。山中先生は今回の対談でも、3月に「このウイルスは怖い。オオカミ少年と思われてもよいから訴えねば」と思ったと言っておられますから、3月の段階で勝負は決していたのでしょう。

No.150 46ヶ月前

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