ハンセン病について調べていたら、ハンセン病シンポジウムのページが見つかりましたので、参考までに挙げてみます。　　ハンセン病シンポジウム －元ハンセン病患者の人権は回復されたか－  http://www.mers.jp/events/newsletter-5/mers-events2002  
   （以下本文より抜粋）
    ・入園の時に連れてきた健康な子どもたちを収容する保育所という施設がありました。そこの子どもたちと週に１度親子の面会が許されるのですが、それは有刺鉄線越しの面会でした。　
　・長島愛生園では、初代園長光田健輔は医者ですが、彼は私たちを集めて、「おまえたちは『ざしきぶた』だから、ざしきぶたはざしきぶたのような生活をしなさい」と言う。

　他にも、脱走を防ぐ理由で（療養所内での）結婚が推奨されますが、断種、堕胎が条件とされ、外に出る宛もなく、手を取るように施設内の納骨堂に入った夫婦も数多く、また、外に出られるようになっても、世の中の奇異の目から「原爆症だ」と偽って生きるしか無かったとあります。　こういう事実を知れば知るほど、今コロナ対策として「検査だ隔離だ」と言っている人間が、いかに想像力と人間性を無くしているかというのがよくわかります。
　
　長くなりましたが、最後に、登壇されていた患者さんの言葉を紹介します。
   「病気になったということが罪であるならば、世の中の人間みんな罪だと思うのです。病気にならない人は誰一人いないと思います。」