青ネギ のコメント

>>174
早雲さん
初めまして。品位等が欠如した者が増えて、しかも社会的に高い地位に就いたり経済的に恵まれすぎていたりで、お嘆き全く同感です。
今号の「しゃべクリ!」で先生が触れておられた『ノーブレス・オブリージェ』、日本ではどこへ行ったのやらといった感じがします。

以下、私的な知見と意見です。
昭和の高度経済成長期、経済界には「企業のトップの報酬額は平社員の20倍以内」という紳士協定と言いますか暗黙の了解があったそうです。
それがバブルを経て新自由主義の侵入を許してしまい、低賃金・不安定雇用がはびこってしまいました。
今の財界は、低賃金で労働者を酷使し上前をはねる快感に溺れてしまい、まるで麻薬中毒者のように見えます。これを「新しい経営」などと言って正当化しているのですから、怒りを通り越して哀れみすら覚えます。

フルタイムで働いても、「結婚して家庭を築く」という人間としてごく自然な営みすら断念せざるを得ない人々が少なからず存在するのは、「苦役」を禁じ「幸福追求権」を保障した憲法に違反するのでは?とも思います。
この点からも、ゴー宣道場の目標のひとつである「立憲主義の確立」は欠かせないかと存じます。

氷河期世代(ロストジェネレーション)は、学校を卒業時に仕方なく非正規雇用を受け容れざるを得なかった方も多かったのですが、世間やマスコミは「彼らは新しい生き方を選んだ」「フリーターを選ぶなど無責任」などと意味不明な事を言っておりました。生涯未婚率上昇に関しても、相変わらず「新しい生き方」などと抜かしております。
未だに「自己責任論」を振りかざし、現在に至るまで氷河期世代の救済策は殆ど見受けられません。
革新系の政党ですらこの点に関しては鈍感で、手遅れの状態になってから「票になるかも」と下心で近づいてくる始末です。
氷河期世代もすっかり歳を取り、救済策を大胆に実施したとしても出生率の向上にはあまり寄与出来ないかと思います。
しかしながら、氷河期世代を冷遇し続ける限り、我が国を覆う暗雲が晴れる事も無いと思います。

長文失礼致しました。

No.176 53ヶ月前

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