街中でウルトラマンが巨大怪獣をやっつけました。
ウルトラマンは飛び去って行きます。
ウルトラマンに助けられた子供達や科学特捜隊の隊員達は
飛び去るウルトラマンに「ありがとう～」と手を振ります。

その回の主な登場人物は皆、助かって、めでたしめでたしです。
しかし、街中で巨体のウルトラマンや怪獣が戦っていたという事は
彼らの足元の建物は次々と壊れていった事でしょう。
道路や電線、地下の水道管やガス管等は寸断され、その辺りの
インフラは壊滅状態！更に、避難が間に合わなかった人々は大勢
亡くなった事でしょう。
でも、そんな事はイチイチ劇中で描かれはしません。

「自粛」や「PCR検査」という名のウルトラマンが
「新型コロナ」という名の怪獣さえ退治してくれれば
その戦いで周りに甚大な被害が出ても、ハッピーエンド！
という訳には現実は行かないという、想像力はないのですかね。