５月14日首相官邸テレビ東京・篠原記者質問。なぜ、欧米より死者数が少ないのか、に対する尾見座長の答。
①日本の医療制度がしっかりしていて、重症者を早めに探知できたこと
②初期には、クラスター対策が功を奏したこと
③国民の健康意識の高さ
記者は、「第二波に備えてBCGが効くから日本は大丈夫だと気を緩めて欲しくないからこう質問したんです」と、言っているから、少しずっこけちゃいますが、私は尾見座長を見直しました。
まず、「自粛の成果」と言っていないんですね。
①そして、一番に「医療制度」。記者は後で「現場の皆さんの頑張り」と矮小化（まあそれも間違いではないですが）しましたが、尾見会長は、「探知」（どうでしょうか？私の聞き間違いではないと思いますが）と言っていて、国民皆保険制度により誰でも通院できること、呼吸器内科の診断レベル、CTの完備などが、感染者の存在を探知できることを最初に上げています。これがまさに欧米との「違い」であって、欧米では、医療費の高さと貧困層が病院に行けないことから感染が広がっていることが把握できず、惨状につながったと認識していることもこれで分かります。
②クラスター対策については、「初期には」と、やや力を込めて言っています。つまり、その後はあまり効果がなかったことも認めているということです。
③国民の健康意識の高さ。これはゴー宣読者なら言うまでもないでしょう。記者は不満そうでしたが。
さすが、WHOでポリオ撲滅に尽力された方ではないでしょうか。そして、正直かつ誠実であるが故に国会答弁ではつまづきましたが、小林先生と泉美師範の見解がほぼ公式に裏付けてくれたことになると思います。おまけですが、安倍総理が隣にいて、尾見先生に促しての回答ですから、日本政府の公式見解と考えていいと思います。私は政府うんぬんに価値があると言いたいのではありません。これで、モーニングショーに対して完勝宣言していいのではないかと思うのです。
https://youtu.be/CER0J4hsvmk