希蝶 のコメント

 ゴーマニズム宣言・第373回「隔離という人権無視」
 はっきり言って、想像力のない人間とは自分のような、杓子定規にものを考えてしまう人間を指す言葉なのか、と思っていましたが、人間は何か安心できそうなものに従っている方が楽な場合は、簡単にイマジネーションを捨て去れるものなのか、と呆れかえりました。隔離など、自分も嫌ですし、江戸時代の座敷牢の世界を思い出しました。この世界を無菌室にすることは不可能でしょう。
 医療検査は確かに病の治療のためにするものだけれども、あくまでもその時点での統計のためのものであって、それ自体が目的ではなく、放射能除去装置のようなものにはなり得ないのだ、「シュレディンガーの猫」という有名な化学の仮説があるけれども、箱の中にはいっている猫は外からは見えず、猫がどういう行動をとるかによって、未来は変わるのだ、というたとえ話と同じなのではないか。すなわち、人間の体自体が病原菌やウィルスを内在した箱のようなものであって、陰性と出る可能性も陽性と判定されることも五分五分なのではないか、と私は思います。
 箱の完全さ・不完全さにより、病が発症することも、何も起こらないこともあるのだから、どうしても箱の中を見たいのなら、人間の存在そのものを破壊し、解剖でもするしかないのではないか、と怖いことを想像していまいました。勿論、そんなことははしてはならないでしょうし、できないことは分かりそうなものでしょうが、PCR検査派は、殺人をおかしてでも被害を食い止めたいとか思っているのでしょうか。患者、感染者は自分たちの安全のための実験材料位にしか感じていないのでしょうか?
 幸いなことに日本では、CT検査が発達しており、それで内部透視が多少はできるのだから、そこから肺炎か否かを判定すれば、隔離とか、皆国民PCR検査などという虚妄にとらわれた考えはなくなるはずなのですが。
 しかし、周りにはそういう考えの人がまるでいないのが悲しいです。ウィルスは怖い、ではただの獣の本能です。日頃、自分に対して常識で分かるだろうと主張する人たちが、この話題になると本能に捕らわれてしまうのが、矛盾です。癩病の問題も、それとよく似ていて、異質なものを本能的に避ける、というだけのものだったのではありますまいか。理性で判断する、ということをして欲しいと切に願います。

 つまらないことをだらだら記しました。今回はとりわけ私的なことを投稿しすぎました。反省します。
 ゴー宣セカンドシーズン4巻目、購入しました。少しづつだけれども、読み進めています。SPA!も楽しみです。

No.207 55ヶ月前

このコメントは以下の記事についています

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

小林よしのりチャンネル

小林よしのりチャンネル

月額
¥550  (税込)
このチャンネルの詳細