遅くなりましたが、今号の感想です。

　泉美木蘭のトンデモ見聞録・第167回「コロナはまだ流行していなかった！？　迷走モーニングショー」
　どうして人間は、事実を認めず、データに対して自己流の解釈をして言い逃れをするのだろうか、ということを感じました。陽性率0．6％で、自分の思っていた予測から外れていたのなら、その時点で己の下していた結論をあらため、軌道修正をする、あるいは事自己を反省し、謝罪する、というのが筋でしょう。それを、まだコロナははやっていなかった、では一体何のための自粛だったのか、危機報道だったのか、分からなくなります。矛盾とか辻褄が合わない、自家撞着とはこういう場合に使う言葉でしょう。
　やはり、モーニングショーはでたらめだ、大したことはない、お笑い番組として笑って見ていればいい、と感じました。しかし、これを笑いだと言うと、殆どの人が反撥するという現実があるわけで、どうしてかくも人間は権威に弱いものなのか、自分の頭で考えることをしないのかということを、強く感じました。