uki のコメント

配信ありがとうございました。
一端の研究者・医療関係者として今回の文章を読んで、本庶・山中両先生、山梨大の学長の言動について本当に、とても悲しく恥ずかしくなりました。お二人の発言が表に出だしたときに「まずいこと言ってるけど大丈夫やろか、、、」と思っていましたが、ここまでこられるとは極めて残念です。

毎回同じような文章で恐縮ですが、今回私なりに分析すると、特に本庶・山中両先生は「実験室でのPCR検査」を基礎研究者の立場からは「知っていた」ことが災いしたように思います(山梨大の学長も?)。ご本人たちは本当に良心で自分の知識を生かしたい・生かせた、自分の名声をうまく人のために使うことができたと思っておられるのでしょう。「私でもこれなら知っているし発言できる」というところから、あれよあれよと、周りに、マスコミに乗せられてエスカレートしたように思います。しかし、お二人とも臨床経験(特に内科診断学)が乏しく、あるいは、なく、「臨床でのPCR検査」を知らなかった。よしりん先生のいう想像力を醸成するための対患者・対人間の経験が乏しかった。

いうこと聞いてくれないこともある、いろんな患者さんを見て(検査の意義をわからずに検査、検査といって押し寄せることもある方々)、いろんなノイズの中から病気を診断し(検査を含み、感度・特異度に留意して信頼性の高い情報を選択し)、治療を考えていくか?ということを曲がりなりにもやってきたことのある者はほぼ間違いなく彼らの言動に賛同しません。それはよしりん先生のいうように、彼らの言動からは、泥臭い医療の主戦場、目の前の人間である患者さん自身、人間の生活への省察がすっぽり抜け落ちているからです。

医学・医者の世界は封建的なところがあり、なかなか上の立場の人間にもの申すことができにくいです。離れたところでもそれこそまわりまわって人事などに関係してくる可能性も考えられますし、彼らの周りの人はなおさら直言しにくいのでしょう。裸の王様を「はだかだ!」と言ってくれるよしりんは本当に感謝です。私も現場でなんとか周りに同志を広げていきます。

No.20 47ヶ月前

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