やっている感満載の大阪府知事を持ち上げるのはやめてほしいです。
もくれん師範のおっしゃるとおりです。

今朝のモーニングショーで女王様も「大阪は検査数が多いから大阪の陽性率は信用できる」「府知事は理解して言っている」とおっしゃっていました。
患者数が減っていることも「検査数が少ないので実態を示しているとは言えない」と言って、とにかく楽観的な数字は疑問を呈して不安をあおるので、大阪を引き合いに東京の不安をあおりたい、国を批判したいのでしょうか。

さて、府知事の「出口戦略」ですが「入口戦略」なるものも「自分で理解して」ツイートしていたようです。
「感染経路不明の感染者」が「出口戦略」（「自粛要請」解除）の時は（減少して？）１０人以下、一方「入口戦略」（「自粛再要請」）の時は（増えて？）５人以上といったもののようです。
これ普通に考えておかしくないですか？
（先週平均）１０人→（今週平均）６人で解除し、来週平均が７人になれば、誤差の範囲かもしれないのにすぐにまた自粛要請するのでしょうか？
解除の時は余裕を持って、「多少増えても再要請しなくてすむ段階になってから」解除しないとすぐまた自粛要請があって混乱します。
「５人」で自粛要請しなくてはならないなら解除要件はもっと厳しくしなくてはならないのでは？
再要請の基準も満たしていない段階で解除しようとしているのですから、府知事も、（少なくともそのように報道されていましたので）報道している人や見ている人たちも理解していないのではないかと思います。

当然ですが、「陽性率」は検査状況によってかわります。
海外が７％を超えたら死亡数が上がっていたとしても、日本で７％以上の方が海外で７％未満の場合より死亡数が少なければ、陽性率７％未満の海外の方が感染率７％以上の日本よりも状況はひどいと言えると思います。
極端な話し３月下旬～４月はじめまでの神戸の病院での「入院患者への検査」では陽性率３％ぐらいだったようですがそれ以降感染数は飛躍的に伸びました。

前からコロナの問題でも大阪（維新の首長）の言うことやることは無茶苦茶です。
３月下旬に「専門家に意見を聞いた。大阪が先んじて経済を回す。」と大見得を切りながら、厚労省の専門家の分析？を「誤解」して狼狽し、いきなりテレビや記者会見で「実効再生産数は大阪は１未満だが兵庫は１を超えている」「週末だけ府県境の移動は控えて」と大阪のライブハウスから感染しているのに兵庫からは来るなと言わんばかりに隣県に責任を押しつけてなぜか評判を上げました。
聞かれた兵庫県知事が「お互い様なので人のことはあまり言わない方が良い」「今後も感染地を含めた移動を控えてほしい」と常識的な答えをしたのに評判が悪くなりました。
「大阪が休校しているのに兵庫もしないのか」と責められいい迷惑です。
それ以前も全国に先駆けて休校を決めた一方で休校期間に「センバツ練習」には学校施設を使用させる予定だったのですから矛盾です。

そもそも維新が先頭を切って医療関係予算を切り詰めていたのですから今さら何をと思います。