ゲスト のコメント

羽鳥ショー大好きな母と、コロナ議論をしていて思ったのですが、どうやら、多くの人に以下のような意識があるように思われます。

「細かい理屈とかデータはよくわからないけど、とりあえず、人間どうしで批判し合うのはよくないよね。悪いのはぜんぶコロナなんだから。政府もマスコミも良くない対応をしてしまったかもしれない。だけど、そもそもはみんなで力を合わせてコロナという外敵と戦っているわけだから、目くじら立てて言い合いするんじゃなくて、コロナを憎みましょう。たとえどんな人でも憎むのは醜いことです。それこそが最も平等で、真理に近いでしょ?」

少なくとも、ウチの母はそう思っていたようです。よしりん先生の理論を一時間ほど説明してかなり考えを改めてくれましたが、もしかしたら多くの人が理論やデータはどうでもよくて、コロナそのものを憎むという、いちばん簡単な答えに飛びつこうとしているのかもしれないと感じました。

もしかしたら、マスコミや政府の最終的な逃げ道もそこになるんじゃないでしょうか。すべての敵をコロナウイルスそのものに設定し、「いろいろな意見が出て、いろいろと揉めましたが、最終的に我々はウイルスに勝利したのです。だから今までのことは忘れて、また仲良く元の社会に戻して、みんな幸せに暮らしましょう」

そうやってフェードアウトし、一年後には「ああ、そいうことあってね。あのときはみんながんばったよねー」くらいになってる……考えすぎでしょうか……。

No.239 56ヶ月前

このコメントは以下の記事についています

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

小林よしのりチャンネル

小林よしのりチャンネル

月額
¥550  (税込)
このチャンネルの詳細