GEE-US-T のコメント

生放送、慣れぬイワシを焼いていたら見逃しました(´;ω;`)
次は見逃さない。

今週末も文庫本とPCオーディオのお世話になりっぱなし。

読んだのは、積読だった、津村記久子さんの
『とにかくうちに帰ります』。

そこの『小規模なパンデミック』!という作品。
……「不謹慎にも」笑ってしまいました。
表題作には、得体の知れないホロリを味わわされ。

今こそこんなやけど、人って見どころもある。 ときもある。
熱くならず、ホッとします。 おススメします。
(金銭的利害関係はありません)

やっぱ、当然(ポップ?)カルチャー、文化の力って偉大。
音楽、絵画、文学、被服、ガストロノミなどなど。
あらゆる文化は人生に必要不可欠なものだなぁと。

ここで、遠い異国のメルケルさんの最近の言葉を引用するのも
えらく哀しくなる。
なので、皆さん別に要らんかもしれんけど、
昔の千円札の日本人のコトバをどうぞ。


「……とかくに人の世は住みにくい。

住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画ができる。

人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。
やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。
ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。
あれば人でなしの国へ行くばかりだ。
人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。

越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、
くつろげて、つかの間の命を、つかの間でも住みよくせねばならぬ。
ここに詩人という天職ができて、ここに画家という使命が降る。
あらゆる芸術の士は人の世をのどかにし、人の心を豊かにするが故にたっとい」

夏目漱石『草枕』冒頭。
青空文庫(https://www.aozora.gr.jp/)より引用。
一部表記改む。

No.207 48ヶ月前

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