今朝のNHK『おはよう日本』で山中伸弥教授へのリモートインタビューをやっていましたが、問題がある内容だと感じました。
山中教授は現在指標にすべき数字は実効再生産数（R）と話していて（ちょっと前までやたら陽性率にこだわっていたけど）、R=2.5を0.5にまで下げなければならない、そのためには人との接触を6割削減しなければならないという独自基準を提示されていました。
ん？？？ と思いますよね。
まるで「現在の実効再生産数が2.5である」と言わんばかりですが、木蘭さんの記事でもクローズアップされているように、とっくの昔に全国レベルでも0.7にまで低落していますから。
2.5というのは西浦教授が設定した数字に則ったのでしょうけど、一ヶ月以上前の試算に用いた数字を現実のものとして扱う愚行に呆れてしまいました。
しかし、何も知らない視聴者がこれを見れば、2.5という数字を鵜呑みにして、今なお感染が拡大し続けている、と思い込んでしまいます。
フェイクと言われてもおかしくない内容ではないでしょうか。
元より山中教授は、デマが蔓延することを防ぐために個人サイトを立ち上げたのに、自分が誤った情報を発信する側に立ってしまうとは。
残念としか言いようがありません。